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2011年4月27日
■北区つかこうへい劇団解散公演決起大会
つかこうへいが1994年に設立した「北区つかこうへい劇団」が、
昨年7月のつかこうへい逝去に伴い、一周忌の7月に解散する事が決定。
解散公演「ALL THAT 飛龍伝」の制作発表が、活動拠点の一つでもある田端文士村記念館で25日に行われました。
北区つかこうへい劇団の解散公演は、5月から7月にかけて、つかこうへい代表作を8本連続上演。
第1弾は5月3日より北とぴあペガサスホールで上演される「寝盗られ宗介」「熱海殺人事件モンテカルロ・イリュージョン」。
第2弾は6月1日より紀伊國屋サザンシアターで上演される「ALL THAT 飛龍伝」で、
「初級革命講座 飛龍伝'80」「飛龍伝'90」「飛龍伝2000」と、ヒット作の3バージョンを一挙上演。
そして第3弾は、6月22日より滝野川会館で上演となる「売春捜査官」「ロマンス」「蒲田行進曲」。
第2弾の中の1つとして上演される「初級革命講座 飛龍伝'80」には、
俳優の神尾佑(1期生)、吉田智則(2期生)、渋谷亜希(8期生)と同劇団のOB・OGが出演。
1994年の劇団発足時、約1万人のオーディションで選び抜かれたただ1人の1期生であり、
現在「SP」などドラマを中心に活躍中の神尾は12年振りのつか作品出演。
「劇団、つかさんの為にできることは何だろう?」と出演を決めた神尾は
「北区つかこうへい劇団、つかさんの芝居が僕の原点。原点に立ち返るという気持ちで、また新たに挑戦するという気持ちで臨みたい」と意気込みを語っています。
劇団では「ロマンス」や「銀ちゃんが逝く」の主演を務めた吉田は
「芝居の"し"の字も知らなかった私に芝居の楽しさを教えてくれたつかさんと北区の方々にお礼を言いたい。
つかこうへいの芝居の遺伝子を受け継ぐもののひとりとして、その名を後世に残していくことが恩返し」と語り、続く現役劇団員の挨拶に涙ぐむ場面も。
「二等兵物語」「ストリッパー」で主演を務め、現在ドラマ・MCなどで活躍する渋谷は
「(劇団の)大先輩の方々と共演できるということは緊張もある。これからも先生の志、思いを背負って生きていきたい」と決意を表明しています。
そして神尾は、それぞれの作品に出演する劇団員に向けて
「つかさんは1人で時代を切り開いてきた人。そこまでとは行かずとも、僕も自分で自分の道を切り開いていかなくてはいけないと思う。
役者は最終的には一表現者として生きていかなくてはいけないと思うので、みなさんそれぞれの人生を切り開いていっていただければ」とメッセージを送っています。
~北区つかこうへい劇団解散公演「前進か死か」~
●第一弾「寝盗られ宗介」「熱海殺人事件モンテカルロ・イリュージョン」
日程:2011/5/3〜5/6 北とぴあペガサスホール(東京)
●第二弾「ALL THAT 飛龍伝」
日程:2011/6/1〜6/12 紀伊國屋サザンシアター(東京)
演目:「初級革命講座 飛龍伝80'」「飛龍伝90'」「飛龍伝2000」
チケット:[東京]
●第三段「売春捜査官」「ロマンス」「蒲田行進曲」
日程:2011/6/22〜7/3 滝野川会館(東京)
チケット:[東京]