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2011年3月28日
■野田秀樹がAERA連載を自ら打ち切り
野田秀樹が、2008年8月から週刊誌「AERA」に連載していたコラム「ひまつぶし」を、
自主的に打ち切ることを、4月4日号(28日発売)で明らかにしました。
AERAは、3月28日号(19日発売)の表紙で「放射能がくる」という見出しと共に、防護マスクの写真を大きく掲載。
発売後には、恐怖を煽るものだとして批判などが殺到したとし、
AERAはtwitterなどで「不快な思いをされた方にはお詫び申し上げます」という旨のコメントを発表しています。
野田秀樹は28日発売号で「突然ですが、最終回です。」と題したコラムを掲載。
この表紙を見て愕然としたとし、さらに「本文をどこからどう読んでも、その根拠がよくわからない」と批判。
「危機にある時、その危機を煽っても、その危険はなくならない。
危険を出来るだけ正確な情報でそのまま伝えること、これがまっとうなマスメディアのやることだ。」とし、
アエラも刺激的なコピーを使い人々を煽る雑誌だとして、今回をもって連載を終了することを記しています。
野田秀樹は、読者への感謝を述べ、身勝手なモノカキのわがままだとしつつも、
先週号の表紙を見て、直感的に覚えたアエラへの「現実」に対する姿勢への不安が消えないとし、
「アエラという雑誌は何を目指しているのですか?フィクションですか?それともノンフィクションですか?」と結んでいます。
▼アエラ連載の書籍化。2011/2/18発売。
●ひつまぶし