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2011年2月13日
■シリーズ激動の昭和「総理の密使〜核密約42年目の真実〜」
三上博史が、沖縄返還を巡る佐藤栄作首相の密使・若泉敬を演じる
「シリーズ激動の昭和 総理の密使」が2月21日にTBSで放送されます。
ドラマとドキュメンタリーを融合させ、昭和史の様々な局面を描くTBS「シリーズ激動の昭和」。
これまで、『3月10日東京大空襲~語られなかった33枚の真実~』(2008年3月10日)
『あの戦争は何だったのか~日米開戦と東条英機~』(2008年12月24日)
『「最後の赤紙配達人」~悲劇の"召集令状"64年目の真実~』(2009年8月10日)を放送。
そして今回、第4弾となる月曜ゴールデン『シリーズ激動の昭和 総理の密使〜核密約42年目の真実〜』の放送が決定しました。
今回の主人公は、沖縄返還を巡るアメリカとの交渉に奔走した、
佐藤栄作首相の密使と言われる若泉敬(わかいずみ けい)。
1960年代、沖縄はアメリカ軍の基地であり、また核兵器貯蔵庫と化していて、
日本政府の返還交渉は容易なものではないと見られていました。
時の総理、佐藤榮作は「核兵器を作らず、持たず、持ち込ませず」という「非核三原則」を掲げ、
沖縄の「核抜き」での返還に成功。沖縄の米軍基地から「核兵器」は撤去されます。
ところが実際はアメリカ・ニクソン大統領との間で、
「有事に際しては沖縄への核兵器の再持ち込みを認める」という秘密合意文書が交わされていました。
非核三原則の「持ち込ませず」に反するこの"密約"は通常の外交ルートではなく、
総理の命を受けた密使・若泉敬によって結ばれたものでした。
秘密交渉を担った若泉と、彼の結んだ"密約"の存在は、歴史の中に消えていくはずでしたが、
沖縄返還から22年後、若泉は沖縄返還交渉の裏舞台と"密約"について600ページに渡って記した
著書「他策ナカリシヲ信ゼムト欲ス」を出版。"闇の歴史"を明らかにします。
「墓場まで持っていく」はずだった秘密を、彼はなぜ暴露したのか・・・
番組では、沖縄返還の秘密交渉の裏に隠された若泉敬という人物の高揚と苦悩、
彼が背負っていた時代をドラマとドキュメンタリーを織り交ぜて丁寧に描くとのこと。
キャストは、主役の若泉敬を三上博史、若泉の妻・ひなを役を加藤貴子、
首相・佐藤榮作役を津川雅彦、後の外務官僚・谷内正太郎役を眞島秀和。
シリーズ激動の昭和「総理の密使〜核密約42年目の真実〜」は、
2月21日21時から23時9分、TBS月曜ゴールデンで放送。
●シリーズ激動の昭和「総理の密使〜核密約42年目の真実〜」
放送:2011/2/21 21:00〜23:09 TBS
演出:北川雅一
脚本:渡邉睦月
出演:三上博史/加藤貴子/眞島秀和/津川雅彦
●著者:若泉敬「他策ナカリシヲ信ゼムト欲ス」
制作プロデューサー・島田喜広
「アメリカや中国との関係をめぐり日本の安全保障が真剣に問われている今だからこそ、
およそ40年前、命がけでこの問題に取り組んだ若泉氏の生き様を多くの視聴者に知ってもらいたいと思い、この番組を制作しました。
三上さんのシャープでストイックなイメージがそのまま若泉氏のイメージに重なり主演をお願いしましたが、
三上さんは番組の趣旨に賛同し、資料も読み込んで役に向かい、
結果、生前の若泉氏を知る関係者が「本人のようだ」と驚くくらい、生き生きと演じてくれました。」