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2011年2月 4日
■第18回読売演劇大賞は「ザ・キャラクター」
読売新聞社が主催する第18回(2010年度)読売演劇大賞が発表され、大賞には、NODA・MAP「ザ・キャラクター」が選ばれました。
各部門の最優秀賞は、第1次選考会で投票委員101名の得票数1位の作品・人物で決定。
各部門の最優秀賞から選ぶ大賞は、第1次選考会で最多32票を獲得した作品部門の「ザ・キャラクター」と、
埼玉県芸術文化振興財団/ホリプロ「ヘンリー六世」、
さいたまネクスト・シアター「美しきものの伝説」の演出で受賞した演出家賞の蜷川幸雄の一騎打ちとなり、
決選投票で「ザ・キャラクター」が選出されたとのこと。
NODA・MAPは第15回でも「THE BEE」で作品賞・大賞を受賞しており、2度目の受賞。
演出家賞の蜷川幸雄は、今回で4回目の受賞。
男優賞は、シス・カンパニー「叔母との旅」のヘンリー・プリング、トゥーリィ、オトゥール役などの演技で浅野和之が受賞。
浅野和之は、「ブラウニング・バージョン」「12人の優しい日本人」で
第13回でも最優秀男優賞を受賞しており、今回で2度目の受賞。
女優賞は、幹の会+リリック「冬のライオン」のエレノア・オヴ・アキテーヌ役、
tpt「おそるべき親たち」のイヴォンヌ役の演技で麻実れいが受賞。
麻実れいは、「ハムレット」などの演技で第3回でも最優秀女優賞を受賞しており、今回で2度目の受賞。
最優秀スタッフ賞は、シス・カンパニー「叔母との旅」のステージング、
パルコ「ハーパー・リーガン」の振付で小野寺修二が受賞。
芸術栄誉賞には、個人訳シェイクスピア全集を完結させた小田島雄志。
新人賞に該当する杉村春子賞は、東京芸術劇場「農業少女」の百子役の演技で多部未華子が満場一致で選出されています。
選考委員特別賞は、候補となった熊倉一雄、小川幾雄、鈴木裕美、高瀬久男の中から、
井上ひさし戯曲テアトル・エコー「日本人のへそ」の演出を努めた熊倉一雄が受賞。
第18回読売演劇大賞の選考委員は、
小田島恒志・七字英輔・島次郎・永井多恵子・萩尾瞳・長谷部浩・みなもとごろう・矢野誠一・渡辺保。
贈賞式は2月25日に、東京の帝国ホテルで行われます。
大賞・最優秀作品賞には、佐藤忠良制作のブロンズ像「蒼穹」と副賞200万円、
その他の最優秀賞、杉村春子賞、芸術栄誉賞、選考委員特別賞にはブロンズ像「蒼穹」と副賞100万円が贈られます。
▼第18回読売演劇大賞
・大賞:「ザ・キャラクター」NODA・MAP
・最優秀作品賞:「ザ・キャラクター」NODA・MAP
・最優秀男優賞:浅野和之(シス・カンパニー「叔母との旅」のヘンリー・プリング、トゥーリィ、オトゥール役などの演技)
・最優秀女優賞:麻実れい(幹の会+リリック「冬のライオン」のエレノア・オヴ・アキテーヌ役、tpt「おそるべき親たち」のイヴォンヌ役の演技)
・最優秀演出家賞:蜷川幸雄(埼玉県芸術文化振興財団/ホリプロ「ヘンリー六世」、さいたまネクスト・シアター「美しきものの伝説」の演出)
・最優秀スタッフ賞:小野寺修二(シス・カンパニー「叔母との旅」のステージング、パルコ「ハーパー・リーガン」の振付)
・杉村春子賞(新人賞):多部未華子(東京芸術劇場「農業少女」の百子役の演技)
・芸術栄誉賞:小田島雄志
・選考委員特別賞:熊倉一雄(テアトル・エコー「日本人のへそ」の演出)