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2010年8月17日
■映画「武士の家計簿」
堺雅人・仲間由紀恵主演の映画「武士の家計簿」が12月に公開されます。
下級武士の家計簿「金沢藩士猪山家文書」に基づき、江戸時代後期~明治時代の社会情勢を背景に、
実在した加賀藩御算用者一家・猪山家の人々がどのように時代を生き抜いたかを描いた磯田道史の著書『武士の家計簿 -「加賀藩御算用者」の幕末維新 』。
この歴史教養書としては異例のベストセラーとなった新書が、主演に堺雅人、ヒロインに仲間由紀恵を迎え映画化されます。
映画は、力を合わせて慎ましくも逞しく生きる家族を描いた物語で、監督は森田芳光、共演に松坂慶子・西村雅彦・草笛光子・中村雅俊。
映画『武士の家計簿』は、2009年12月に金沢にてクランクイン、今年1月にクランクアップ。
アスミック・エースと松竹の共同配給で、11月27日(土)石川先行ロードショー、
2010年12月4日(土) 全国ロードショー。
そして映画『武士の家計簿』は、モントリオール映画祭のWorldGreats部門に出品されることも決まりました。
この部門は、過去に同映画祭に出品経験がある監督による作品を30作品ほど上映するもので、
森田芳光監督が「失楽園」「阿修羅のごとく」などを同映画祭へ出品してきたことから、同作の正式出品が決定したもの。
モントリオール映画祭は、カンヌ・ベネチア・ベルリンの三大映画祭に次ぐ規模の映画祭で、
東京国際映画祭などと共に世界12大国際映画祭に数えられることも。
1977年にセルジュ・ロジークが創設し、今年で第34回目を迎えます。
近年では、2006年に奥田瑛二監督「長い散歩」がグランプリ受賞、
2008年には滝田洋二郎監督「おくりびと」がグランプリを受賞、
2009年には根岸吉太郎監督の「ヴィヨンの妻」が監督賞を受賞しています。
第34回目モントリオール映画祭は、8月26日から9月6日までカナダ・モントリオールにて開催。
なお今回のコンペティション部門には、日本から「悪人」出品も決定しています。
同作は、吉田修一の小説を李相日監督で映画化した作品で、妻夫木聡・深津絵里が出演。
映画「悪人」は、日本では9月11日公開。
●映画「武士の家計簿」
公開:2010/12/4
配給:アスミック・エース/松竹
監督:森田芳光
脚本:柏田道夫
原作:『武士の家計簿 -「加賀藩御算用者」の幕末維新 』磯田道史 (新潮新書)
主演:堺雅人/仲間由紀恵/松坂慶子/西村雅彦/草笛光子/中村雅俊
チケット:[全国券][オフィシャルサイト]
Blu-ray:2011/6/8発売:武士の家計簿(初回限定生産2枚組) [Blu-ray]
DVD:2011/6/8発売:武士の家計簿(初回限定生産2枚組) [DVD]
DVD・Blu-ray共に特典ディスク(DVD)付きの2枚組で、4,935円(税込)。
共通の特典映像は、メイキング/未公開シーン集/イベント映像集/予告編・TV-SPOT集。
初回限定特典で、ポストカード2種封入。
あらすじ
幕末~明治の激動の時代、流されながらもたくましく生きる、猪山直之と家族たち。
御算用者(ごさんようもの:会計処理の専門家)として、代々加賀藩の財政に携ってきた猪山家八代目・直之(堺雅人)。
そんな彼は、時に同僚からですら「算盤バカ」などと言われる男だった。
時は江戸時代後半。天保の大飢饉などもあり、加賀百万石と謳われた藩も財政状況は芳しくない。
加えて当時の武家社会には、身分が高くなるとそれに応じて出費も増えるという構造的な問題があった。
直之は家財道具を処分し、借金の返済に充てることを決断。
家族も一丸となってそれに協力することを約束する。
近所の者や同僚などからの好奇の目にさらされながらも、倹約生活を実行する猪山家の人々。
とりわけ妻のお駒(仲間由紀恵)は、直之の一番の理解者として、明るく献身的に家を切り盛りしていくのだった。
※2010/11/19追記:
12月4日、丸の内ピカデリー2にて『武士の家計簿』初日舞台挨拶が行われます。
登壇者:堺雅人、仲間由紀恵、松坂慶子、中村雅俊、草笛光子、西村雅彦、伊藤祐輝、藤井美菜、大八木凱斗、森田芳光監督(予定)。
チケットは松竹映画館ドットコム内「e@sy reserve(イージー・リザーブ)」より。
※追記:
雑誌「シナリオ 2011年1月号」に柏田道夫の脚本が掲載されます。
●シナリオ 2011年1月号
※追記:
映画のセットや衣装を展示する「武士の家計簿展」が、11月26日から金沢市の北國新聞交流ホールで開催されます。
入場料は前売り大人600円、中高生400円、小学生300円。
●武士の家計簿展
日程:2010/11/26〜12/23 10:00〜18:00
会場:北國新聞交流ホール(石川県金沢市)
チケット:[石川]