広告

2010年8月 5日

■ACT泉鏡花

泉鏡花を題材に、代表作の数々がAKB48とスタジオライフの出演で舞台化されます。

石川県金沢市に生まれ、明治半ばから大正、昭和にかけて活躍した泉鏡花。
代表作には「義血侠血」「婦系図」「歌行燈」「日本橋」「天守物語」などがあり、
江戸文芸の影響を受け、怪奇趣味と特有のロマンティシズムで知られている彼の作品は、
血なまぐさくも美しく、おどろおどろしくも繊細さを持ち合わせています。

<音楽劇 ACT 泉鏡花>は、ミュージカルでもなくオペラでもない、
俳優の声と身体、 そして言葉と音楽が融合した<新しい音楽劇>。
泉鏡花の代表作品の数々から言葉のリズムや絵画・映像的なイメージを昇華し、
オリジナルの音楽を劇中で融合して構成。
金沢の生んだ文豪=泉鏡花と芸者すゞの物語を縦軸に、
鏡花の代表作の数々を、 AKB48とスタジオライフが美と幻想の世界を演じます。

キャストには、木の実ナナと近藤正臣の二人を中心に、
劇団「Studio Life」より松本慎也、山本芳樹、曽世海司。
アイドルグループ「AKB48」より秋元才加、仲川遥香、片山陽加、佐藤亜美菜、
「SDN48」 より浦野一美。
そして、宮菜穂子、三浦涼介、三村晃弘といった若手実力派俳優が脇を固めます。

泉鏡花が愛した<芸者すゞ>をはじめとした各作品の<女>(女芸者、モノノケ、人形等)を木の実ナナが変幻自在に表現。
また、近藤正臣は主に<泉鏡花>を演じつつ、様々な相手として対峙。
また、各物語の登場人物をAKB48、スタジオライフの各メンバーが演じるだけでなく、
AKB48の『月見草』、『飛べないアゲハチョウ』、『桜の栞』や、
この音楽劇のために書き下ろされたオリジナル曲、踊りなどを披露。
さらに、<酉(とり)>役の三浦涼介、<卯(う)>役の宮菜穂子が語り部として各物語を案内します。

ACT泉鏡花 画像

アトリエ・ダンカンプロデュース 音楽劇「ACT泉鏡花」〜妖しのポップファンタジー〜
日程:2010/10/01〜10/10 東京グローブ座(東京)
   2010/10/12 電力ホール(宮城)
   2010/10/15 名鉄ホール(愛知)
   2010/10/17 長崎市公会堂(長崎)
   2010/10/20 京都芸術劇場(京都)
   2010/10/23〜10/24 北國新聞赤羽ホール(石川)
作・演出:加藤直
音楽:和田俊輔
出演:木の実ナナ 近藤正臣
   [Studio Life] 松本慎也/山本芳樹/曽世海司
   [AKB48] 秋元才加/仲川遥香/片山陽加/佐藤亜美菜 [SDN48] 浦野一美
   宮菜穂子/三浦涼介/三村晃弘
主催:TBSラジオ/ぴあ
チケット:[東京][宮城][愛知][長崎][京都][石川]


●主な上演作品
◆『絵本の春』
幻想がリアリティをもつ、現代の『超現実主義』の最先端!"
<あらすじ>
私(泉鏡花)が子供の頃の不思議な体験を回想する物語である。
少年(鏡花の子供の頃)の家から少し離れた所に、日中ほとんど人通りがなく、気味が悪い土壁の古小路があり、少年は好奇心を押え切れず、その古小路へ一人で行く。
その古小路で偶然にも街で噂の変わり者の占い師の小母さんと出会い、小母さんの家であの古小路の土壁の中の家で起こった血生臭い話を聞き、あまり近づかないように注意を受ける。
しかし実際、少年は既にその古小路で見ず知らずのお嬢さんに出会い本を借りていた。
その本の内容というのが、その小母さんが話してくれた、恐ろしく 血生臭い内容なのであった...。
子供の頃の衝撃的な出来事が、今の鏡花の脳裏に新鮮に蘇る。
<出演者>
泉鏡花/近藤正臣、すゞ、婦/木の実ナナ、
少年(鏡花の子供の頃)/松本慎也(Studio Life)、
酉(とり)/三浦涼介、卯(う)宮菜穂子

◆『海神別荘』
「夜叉ヶ池」、「天守物語」と共に鏡花作品を代表する戯曲作品。
<あらすじ>
陸に住む美女は、豊漁の約束の身代わりとなり、海神の世継ぎの公子の妻となる。
海の底にある美しい別荘内で美女は故郷の思い、かの地で心配する父にこちらでの生活を知らせるために、陸に戻りたいと申し出る。
公子の忠告にも関わらず陸に戻った美女は、人間にはすでにもとの美しい姿としてではなく蛇の姿に映り、家族や友人からも見分けをつけられず、公子を恨み泣きながら別荘へと戻る。
そして、その恨みのために公子の怒りに触れた美女は死を覚悟し、公子の手により死ぬことを決意するが、最後は和解し、めでたく結ばれる。
<出演者>
4人の少女たち/秋元才加(AKB48)、仲川遥香(AKB48)、佐藤亜美菜(AKB48)、浦野一美(SDN48)、
僧侶/曽世海司(Studio Life)、博士/三村晃弘、
公子/松本慎也(Studio Life)、美女(新夫人)/片山陽加(AKB48)、
酉(とり)/三浦涼介、卯(う)宮菜穂子

◆『湯島の境内』
悲恋物語の代名詞!" 切れるの別れるのって。そんな事は、芸者の時にいふものよ。" ...私にゃ死ねと言って下さい。 -湯島の境内より
<あらすじ>
若きドイツ語学者の早瀬主税(ちから)は、恩師である酒井にかくれて芸者のお蔦(つた)と所帯を持っている。
ある日、ひょんな事から恩師にお蔦との関係を知られる。
恩師・酒井は早瀬の事が心配であるがゆえに「俺を棄てるか、婦を棄てるか」と早瀬に決断を迫る。
恩師への義理とお蔦への愛情の間に立った早瀬は、お蔦を湯島の境内に連れ出し、とうとう別れ話を切り出す・・・。
この悲恋は、実際、鏡花が芸こ桃太郎(のちのすず夫人)と師・尾崎紅葉に内密で同棲していたことが発覚し、師に強く叱責され、別れさせられた体験に基づいているとも言われている。
<出演者>
お蔦(つた)/木の実ナナ、早瀬主税(ちから)/近藤正臣、卯(う)/宮菜穂子、酉(とり)/三浦涼介

◆『天守物語』
"千歳百歳に唯一度、たった一度の恋だのに"
美しき魔性の姫・富姫と鷹匠・姫川図書之助による幻想世界 -恋物語-
<あらすじ>
誰も近づかない、深い霧に包まれた怪しい天守閣に棲む魔・天守夫人(富姫)は、妹分の亀姫との 久しぶりの再会を果たす。
亀姫は手土産に城主の生首を差し出し、富姫、侍女一同は大喜びします。
お礼に富姫は、地上で鷹狩りをして帰ってきた一行から"秘蔵の白鷹"を霊力を使って奪い取り、 お返しに亀姫に贈ります。
一方、"秘蔵の白鷹"を逃がした罪で、鷹匠・姫川図書之助は、鷹の姿が消えた恐ろしい天守閣へ鷹を探しに行くよう主君に命じられ、そこで天守夫人富姫は、その鷹を探しに天守に登ってきた美しく勇ましい姫川図書之助と出会い、恋に落ちる。
夢幻の超越世界と現世が交錯する、人と魔の間で揺れ動く二人の恋物語の行く末は・・・。
<出演者>
桔梗(侍女)/仲川遥香(AKB48)、女郎花(侍女)/片山陽加(AKB48)、撫子(侍女)/佐藤亜美菜(AKB48)、
薄/宮菜穂子、天守夫人(富姫)/秋元才加、朱の盤/曽世海司(Studio Life)、舌長姥/三村晃弘、
亀姫/浦野一美(SDN48)、姫川図書之助/山本芳樹(Studio Life)、
討手(小田原修理・山隅九平)/ 松本慎也(Studio Life)・三浦涼介、泉鏡花・桃六/近藤正臣、
卯(う)/宮菜穂子、酉(とり)/三浦涼介

◆『義血侠血』(瀧の白糸)
"社会の規範と義理人情の間で揺れる心情の葛藤を描いた物語。"
<あらすじ>
白糸太夫(水島友)は、乗り合い馬車で欣弥を知り合う。
欣弥は法律家を志していたが金のために学問を断念。
そのことを知った白糸太夫は、学費援助を申し出る。白糸から欣弥への仕送りはしばらくつづくが、やがてそれもままならなくなり、白糸は高利貸しから金を借りるが、その金を強奪されそうになり、過ってその男を殺してしまう。
白糸の犯してしまった殺人事件の裁判になんと検事となった欣弥が出廷する。
白糸への恩義と法のはざまで苦しむ欣弥...。葛藤の末、最後に彼が下す判決は...。
<出演者>
泉鏡花・口上/近藤正臣、すゞ・白糸太夫/木の実ナナ


※2010/09/03追記
東京公演でアフターイベントの開催が決まりました。
2010/10/01 19:00 初日特別カーテンコール:全員
2010/10/02 13:00 トークショー:秋元才加/片山陽加/佐藤亜美菜
2010/10/02 18:00 握手会:仲川遥香/佐藤亜美菜/浦野一美
2010/10/03 13:00 トークショー:木の実ナナ/加藤直(演出)
2010/10/04 19:00 観劇後お見送り+ハイタッチ会:仲川遥香/片山陽加/浦野一美
2010/10/05 14:00 握手会:仲川遥香/片山陽加/佐藤亜美菜
2010/10/06 14:00 握手会:秋元才加/片山陽加/佐藤亜美菜
2010/10/06 19:00 観劇後お見送り+ハイタッチ会:松本慎也/山本芳樹/曽世海司/三浦涼介
2010/10/07 19:00 観劇後お見送り+ハイタッチ会:秋元才加/仲川遥香/浦野一美
2010/10/08 14:00 握手会:秋元才加/佐藤亜美菜/浦野一美
2010/10/09 13:00 トークショー: 松本慎也/山本芳樹/曽世海司/三浦涼介
2010/10/09 18:00 握手会:秋元才加/仲川遥香/片山陽加/佐藤亜美菜/浦野一美
2010/10/10 13:00 楽日特別カーテンコール:全員

関連する演劇・ミュージカルニュース

「ACT泉鏡花」奥付

  • Posted : 2010年8月 5日 16:47
  • Tag : / /
  • Prev : « ミュージカル「テニスの王子様」2ndシーズン
  • Next : 劇団SET「オーマイ ゴッド ウイルス」 »
  • Category : 音楽劇 | 演劇ニュース | シアターリーグ