演劇ニュース

デジタルで撮影・制作された作品のみにフォーカス、
2004年より開催されている「国際Dシネマ映画祭」。
7回目を迎える今年も、7月23日（金）〜8月1日（日）の期間、
埼玉県川口市のSKIPシティを会場に、様々なデジタルシネマが上映されます。

舞台関連では、2009年に公開されたシネマ歌舞伎「怪談 牡丹燈籠」を
7月23日の13:30〜英語字幕付きで上映。
また、Livespireでは2007年のミラノ・スカラ座オペラ「椿姫」が、
7月30日の10:30〜日本語字幕付きで上映されます。

その他「Dシネマの潮流2010」では、
1977年山田洋次監督の名作「幸福の黄色いハンカチ」デジタルリマスター版を、
7月23日の14:00〜英語字幕付きで上映。
また「招待作品」として、「きな子 ～見習い警察犬の物語～」を7月24日の13:30〜、
「D-Cinema Now(3D上映)」では「くもりときどきミートボール」が
7月27日の10:30〜日本語吹替版で上映されます。

■シネマ歌舞伎「怪談 牡丹燈籠」 (c)松竹株式会社	■Livespire「椿姫」 (c)Photo by Marco Brescia　"La Traviata" Teatro alla Scala, 2007
■「きな子～見習い警察犬の物語～」 (c)2010「きな子～見習い警察犬の物語～」製作委員会	■「幸福の黄色いハンカチ」 (c)1977，2010松竹株式会社

映画祭としては、長編部門が国際コンペティション、短編部門が国内コンペティションとして行われ、
最終日の8月1日に受賞作品が発表されます。

●SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2010
日程：2010/7/23〜8/1
会場：SKIPシティ　彩の国ビジュアルプラザ　映像ホール他(埼玉県川口市)
主催：埼玉県/川口市/SKIPシティ国際映画祭実行委員会/特定非営利活動法人さいたま映像ボランティアの会
チケット：[コンペ作品券][セレモニー券][日時指定券]
●SKIPシティ国際Dシネマ映画祭（IDCF）公式サイト
■SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2007 | 演劇ニュース

※2010/08/01追記
コンペティション部門の受賞結果が発表されました。

●長編部門（国際コンペティション）
最優秀作品賞：『やがて来たる者』 ジョルジョ・ディリッティ監督
監督賞：リウ・ジエ監督 『透析』（原題）
脚本賞：ラルストン・G・ホベル/ヘンリー・C・ブルゴス『鉄屑と海と子どもたち』
審査員特別賞：『テヘラン』 ナデール・T・ホマユン監督
SKIPシティアワード：完山京洪監督 『seesaw』

●短編部門（国内コンペティション）
最優秀作品賞：『隣人ルサンチマン』 壇拓磨監督
奨励賞：『家族デッキ』 村田朋泰監督
奨励賞：『ゴリラの嘘』 草刈勲

※2010/08/18追記
上映時に行った人気投票の結果、長編部門は『透析（原題）』（リウ・ジエ監督）、
短編部門は『切符師-SEPPUSHI-』（高嶋義明監督）が最も得票数が多かったことが公表されました。
また、期間中は4万人を超える来場者があったということです。