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2010年7月28日
■「時計じかけのオレンジ」舞台化
スタンリー・キューブリック監督の映画で知られる「時計じかけのオレンジ」が、小栗旬主演で舞台化されることが決まりました。
「2001年宇宙の旅」「博士の異常な愛情」などと並び、
スタンリー・キューブリック(Stanley Kubrick)監督の代表作と言われる
1971年の映画「時計じかけのオレンジ」(A Clockwork Orange)が、
小栗旬の主演で2011年に舞台化されます。
「時計じかけのオレンジ」は、近未来を舞台に、暴力やセックスなど欲望の限りを尽くす自由主義と、
管理された全体主義社会とのジレンマを描いた作品。
1990年には、原作者アンソニー・バージェス(Anthony Burgess)自らの脚本で、
ロイヤル・シェークスピア・カンパニー(RSC)が舞台化していますが、
日本で舞台化されるのは今回が初めて。
演出は河原雅彦で、舞台はベートーベンの「第9」など交響曲をベースにした
「狂騒々パンク・オペラ」になるとのことで、小栗旬にとっては初の音楽劇。
小栗旬が演じるのは、主役のアレックス・デラージ役で、
映画でアレックス役を演じた当時のマルコム・マクダウェル(Malcolm McDowell)と小栗旬は、同じくらいの年齢ということに。
なお、「時計じかけのオレンジ」は、
イギリスの作家アンソニー・バージェスが1962年に発表した小説が原作なのですが、
どういう理由かはわからないものの、
アメリカでは最終章である第21章が削除されて刊行されており、
キューブリックの映画も、最終章が削除された原作を元に創られています。
日本語の翻訳本も、永らく最終章を含むものが入手困難でしたが、
最終章を含めた「時計じかけのオレンジ 完全版(早川書房・ハヤカワepi文庫)」が2008年に発売。
ようやく原作全編が読めるようになっています。
●書籍「時計じかけのオレンジ」完全版 |
●「時計じかけのオレンジ」公演プログラム |
※2010/08/13追記
公演詳細が発表されました。
キャストには、今作が初舞台となる高良健吾がジョージー役を演じる他、
橋本さとし・吉田鋼太郎・キムラ緑子・石川禅・山内圭哉。
東京公演後には、大阪など地方公演も予定しているということです。
※追記
チケットぴあで先行抽選・プレリザーブが行われることが決まりました。
9月11日(土)11:00〜9月18日(土)11:00まで受付。9月21日18:00頃結果発表。
※追記
パンクオペラ『時計じかけのオレンジ』に武田真治の出演が決定しました。
※2010/09/08追記
仙台、大阪、北九州、刈谷での地方公演が決定しました。日程・会場は下記のとおり。
※追記
12月11日10:00〜、ぴあで東京公演S席、A席、立見券の追加発売が決まりました。
●舞台「時計じかけのオレンジ」
日程:2011/1/02〜1/30 赤坂ACTシアター(東京)
2011/2/04〜2/06 イズミティ21(宮城)
2011/2/09〜2/15 梅田芸術劇場(大阪)
2011/2/18〜2/20 北九州芸術劇場(福岡)
2011/2/24〜2/27 刈谷市総合文化センター(愛知)
主催:TBS/トライストーン・エンタテイメント/ホリプロ
演出:河原雅彦
原作・脚本:アンソニー・バージェス
音楽監督:内橋和久
出演:小栗旬/橋本さとし/武田真治/高良健吾/山内圭哉/石川禅/キムラ緑子/吉田鋼太郎
チケット:[東京][宮城][大阪][福岡][愛知]
●映画「時計じかけのオレンジ」
公開:1972 アメリカ映画
監督・脚本:スタンリー・キューブリック
出演:マルコム・マクダウェル/パトリック・マギー
DVD:時計じかけのオレンジ