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2010年6月16日

■上田美佐子「曠野と演劇」

シアターXの芸術監督兼プロデューサー・上田美佐子が、初のエッセイ集「曠野と演劇」を上梓しました。

1992年、東京・両国に造られた劇場・シアターX(カイ)で、
芸術監督・演劇プロデューサーを務める上田美佐子による
初のエッセイ集「曠野と演劇」(こうやとえんげき)が
出版社・港の人より創刊されました。価格は2,520円(税込み)。

書籍は、「シアターXニューズレター記」「シアターX批評通信編集前記」
「駄目プロデューサー考」「演劇の挑発」「劇場という創造現場」
「曠野の風景」の6章にわかれ、
作品論、作家論、演劇などについて語った短文、エッセイを収めたもの。


●曠野と演劇

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▼目次
シアターX ニューズレター記
  東京・両国に新しく生まれる「劇場」について プロローグ
  芸術家とシアターX 許容するがゆえに妥協しない
  刺激を創り続けている人たち
  勝たねば責任は果たせまい......
  モノでは動かないイノセントたち
  『冬の旅』する芸術家たち(他)

シアターX批評通信編集前記
駄目プロデューサー考
  おかげさまでシアターXも
  デュラスの『アガタ』なるものが
  上演に当たっての暴論
  「やりたいのだから、実現する」─という奇蹟人たちと。
  駄目プロデューサー考
  直感す
  煮えたぎる思いと非情な批評精神と
  ねずみの抜け道は?
  事故死したはずの妖怪への恐怖感
  自由奔放人の盟友
  泥棒するか 乞食するか
  内なるブレヒト内なるウイ(他)

演劇の挑発
  おばあちゃんと、非情さと
  ニューヨークのラ・ママ劇場から里帰り『景清/拘留』
  古典・近代古典の魅力 メイド・イン・ジャパンとカビくささと
  乱世の真打ち、イプセンを
  「ロシア人のメッセージ」の衝撃
  K氏を推理する
  『ブレヒト的ブレヒト演劇祭』ブレヒト・魯迅・花田清輝と歩く
  チェーホフの挑発
  魅せられて、ブレヒト
  心荒ぶらせる「阿修羅」 天沼裕子「裏切る心臓」初演

劇場という創造現場
  客と役者の演劇バトル
  芸術家が劇場を劇場に育てる
  『王女イヴォナ』公演の経緯について
  シアターX砦五年間の攻防
  「劇場」という創造現場で、演劇芸術の課題を追い、歩く。
  劇場経営・製作者の仕事と責任(他)

曠野の風景
  ワイダさんとドストエフスキー
  ポーランド演劇の衝撃波、続く......
  エヴァ・デマルチクのレコードを
  九十歳になられた大野一雄さんの
  最後の作品
  「悪意」継承の歓び
  生きる源 今の私を生み出した満州での日々

シアターΧ(カイ)
東京の劇場

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「上田美佐子「曠野と演劇」」奥付

  • Posted : 2010年6月16日 16:58
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