演劇ニュース

「大江戸りびんぐでっど」は、2009年12月に歌舞伎座さよなら公演として、
十二月大歌舞伎の昼の部で上演された演目。
宮藤官九郎が初めて歌舞伎の作・演出を務めた作品で、
江戸時代に現れた「ぞんび」が、人間の代わりに派遣社員として働くという物語。
歌舞伎座さよなら公演のシネマ歌舞伎化は、
5月に公開されたシネマ歌舞伎『蜘蛛の拍子舞/身替座禅』に続き2本目となります。

シネマ歌舞伎「大江戸りびんぐでっど」は、10月16日より東京・東劇など全国公開予定。

※2010/07/23　諸情報追記しました

(c)松竹株式会社

●シネマ歌舞伎「大江戸りびんぐでっど」
公開：2010/10/16
配給：松竹
脚本・演出：宮藤官九郎
出演：市川染五郎/中村七之助/中村勘三郎/中村福助/中村橋之助/中村勘太郎/中村扇雀/坂東三津五郎/
　　　坂東彌十郎/中村獅童/市川猿弥/井之上隆志/片岡亀蔵/片岡市蔵/市村萬次郎
Blu-ray：2013/12/5発売：大江戸りびんぐでっど [Blu-ray]
DVD：2013/12/5発売：大江戸りびんぐでっど [DVD]

あらすじ
「屍、貸します」時は江戸時代、処は大江戸。
くさや汁を浴びた死人が"ぞんび"として生き返った。
人に噛みつき増え続ける"ぞんび"に江戸の町は大騒ぎ。
くさやの名産地新島出身の半助は、くさや汁を体に塗ることで彼らを従わせることに成功する。
想いを寄せるお葉と共に、何と人間の代わりに"ぞんび"を働かせる人材派遣会社「はけんや半助」を起業する。
"ぞんび"は文句も言わずに人間の嫌がる仕事を安く請け負い、商売は大繁盛となった。
しかしやがて派遣に仕事を奪われた人間たちが現れ、
切っても死なない派遣"ぞんび"VS失業者の争いが始まろうとしていた。　

●公開館（劇場）
札幌シネマフロンティア(北海道)
盛岡ピカデリー(岩手)
MOVIX仙台/MOVIX利府(宮城)
MOVIXつくば(茨城)
MOVIX宇都宮(栃木)
MOVIX伊勢崎(群馬)
MOVIX三郷/MOVIXさいたま/MOVIX川口(埼玉)
東劇/MOVIX昭島/MOVIX亀有(東京)
MOVIX橋本(神奈川)
MOVIX柏の葉(千葉)
MOVIX清水(静岡)
ミッドランドスクエアシネマ/MOVIX三好(愛知)
なんばパークスシネマ/MOVIX八尾/MOVIX堺(大阪)
MOVIX京都(京都)
MOVIX橿原(奈良)
MOVIXココエあまがさき(兵庫)
MOVIX倉敷(岡山)
MOVIX日吉津(鳥取)
MOVIX周南(山口)
福岡中洲大洋(福岡)
Denkikan(熊本)

●キャスト
半助：市川染五郎
お葉：中村七之助
大工の辰：中村勘太郎
根岸肥前守：坂東彌十郎
遣手お菊：市村萬次郎
丁兵衛：片岡市蔵
与兵衛：片岡亀蔵
佐平次：井之上隆志
紙屑屋久六：市川猿弥
和尚実は死神：中村獅童
石坂段右衛門：中村橋之助
女郎お染：中村扇雀
女郎喜瀬川：中村福助
四十郎：坂東三津五郎
新吉：中村勘三郎

●スタッフ
脚本・演出：宮藤官九郎
美術：横田あつみ
照明：大島祐夫
衣裳：伊賀大介
作曲：向井秀徳
作調：田中傳左衛門
編曲：今藤長龍郎
附師：杵屋栄十郎
効果：内藤博司
振付：八反田リコ
立師：諸鍛冶裕太
特殊メイク：西村喜廣
道具幕デザイン：しりあがり寿

●十二月大歌舞伎 -歌舞伎座さよなら公演-
上演：2009/12/2〜12/26　歌舞伎座(東京)
昼の部：操り三番叟/野崎村/身替座禅/大江戸りびんぐでっど
夜の部：引窓/雪傾城/野田版鼠小僧
出演：中村勘三郎/中村勘太郎/中村獅童/中村福助/市川染五郎/中村七之助
DVD：歌舞伎座さよなら公演　吉例顔見世大歌舞伎／十二月大歌舞伎

■歌舞伎座さよなら公演 DVD-BOOKに「大江戸りびんぐでっど」も収録。

■宮藤官九郎が歌舞伎を作・演出 | 演劇ニュース
■歌舞伎座さよなら公演 | 演劇ニュース