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2010年3月29日
■2009年ワースト映画
映画雑誌「映画秘宝」の「トホホ10」「HIHOはくさい映画賞」、エンパイアの最低映画など。
ハリウッドのラジー賞をもじって作られた
週刊文春の「きいちご賞」、スポーツ報知の「蛇いちご賞」などが
最近は発表されていないようで寂しいところですが、
映画専門誌「映画秘宝」は2009年度もワースト作品などを選出し、
映画秘宝 2010年3月号で発表しています。
映画秘宝のライターなど80名がワースト3を選出し、
決定された2009年公開映画の「トホホ10」では、
鳥山明の人気コミックをハリウッドが実写映画化した
「DRAGONBALL EVOLUTION」(監督:ジェームズ・ウォン)が1位に。
同作はドラゴンボール云々以前に、映画としてもあまりの出来だと話題でしたが、
ランキングでも見事に1位を獲得しています。
2位には、ジョナサン・モストウ監督、アーノルド・シュワルツェネッガーが
揃って降板してしまった「ターミネーター4」。
3位は、豪華なCGで世界終末の日を描いた「2012」。
4位に日本のアニメ「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」、
5位には松本人志監督「しんぼる」が入っています。
▼2009年 トホホ10
1.「DRAGONBALL EVOLUTION」
2.「ターミネーター4」
3.「2012」
4.「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」
5.「しんぼる」
6.「カムイ外伝」
7.「13日の金曜日」
8.「HACHI 約束の犬」
9.「スノープリンス 禁じられた恋のメロディ」
10.「20世紀少年」シリーズ
▼2009年 HIHOはくさい映画賞
最低作品賞:「スノープリンス 禁じられた恋のメロディ」
最低監督賞:崔洋一「カムイ外伝」
最低主演男優賞:織田裕二「アマルフィ 女神の報酬」
最低主演女優賞:長澤まさみ「群青 愛が沈んだ海の色」「曲がれ!スプーン」
最低助演男優賞:ゲイリー・オールドマン「レイン・フォール/雨の牙」
最低助演女優賞:マイコ「山形スクリーム」「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」「スノープリンス」
最低脚本賞:受賞者なし「受賞作アマルフィ 女神の報酬」脚本家が無記名のため
最低作曲賞:羽毛田丈史「ROOKIES -卒業-」
最低特殊効果賞:浅野秀二「カムイ外伝」
最低新人賞:ステファニー「プライド」
特別功労賞:亀山千広「アマルフィ 女神の報酬」「サイドウェイズ」「曲がれ!スプーン」「TOKYO JOE マフィアを売った男」
また、イギリスの映画雑誌エンパイア(Empire)では、
歴代最低の映画ランキング・アンケートをネットで実施。ワースト50が発表されています。
結果を見ると、今年の第30回ラジー賞で、
この10年間の最低作品賞に輝いた「バトルフィールド・アース」を2位に抑え、
1997年のジョエル・シュマッカー監督「バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲」が1位に。
3位には、第29回ラジー賞で3部門を制覇した「愛の伝道師 ラブ・グル」が入っています。
なお、こうして各方面のワースト映画賞で上位にランクインしている
「バトルフィールド・アース」の脚本家であるJ.D. Shapiroは、
28日のNew York Postに劇場に足を運んだ観客に対するお詫びと、
なぜこのような映画ができたのかを説明する文章を掲載しています。
▼The 50 Worst Movies Ever
1.「バットマン&ロビン~Mr.フリーズの逆襲!!~」
2.「バトルフィールド・アース」
3.「愛の伝道師 ラブ・グル」
4.「レイズ・ザ・タイタニック」
5.「鉄板英雄伝説」
6.「天国の門」
7.「Sex Lives of the Potato Men」
8.「ハプニング」
9.「ハイランダー2/甦る戦士」
10.「The Room」