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2010年2月10日
■国立文楽劇場と関西学院大が連携
国立文楽劇場と関西学院大学は9日、伝統文化・芸能の振興および教育・研究分野で
連携協力する協定を締結したと発表しました。
国立文楽劇場(大阪市)は、
独立行政法人・日本芸術文化振興会が運営する国立の劇場。
1984年に開場し、今年で開場25周年を迎えています。
同劇場が大学と協定を結ぶのはこれが初めて。
協定に基づき、関西学院大学は2010年度春学期(4月~7月)に、
全学部生が受講できる「文楽入門」を開講。
計14回予定している講義では、
本学教員をはじめ文楽劇場から人形遣いなど技芸員の方が講師を務め、
人形浄瑠璃の実演も予定しています。
記者会見での発言などから鑑みると、
比較的ファンの年齢層が高い文楽において若い層への普及が重要であり、
幼稚園から大学院までを擁する関西学院との連携につながった模様です。
なお、人形浄瑠璃文楽では
人間国宝の竹本綱大夫が九代目竹本源大夫を、
長男で文楽三味線奏者の鶴沢清二郎が鶴沢藤蔵を、
同時に襲名すると報道されています。
人形浄瑠璃文楽の人間国宝、竹本綱大夫(つなたゆう)さん(77)と、
長男で文楽三味線奏者の鶴沢清二郎さん(45)が、
それぞれの祖父の名跡である竹本源大夫(げんだゆう)、
鶴沢藤蔵(とうぞう)を襲名することが9日、分かった。文楽で親子の同時襲名は珍しい。
襲名披露公演は来年4月に大阪・国立文楽劇場、
同5月に東京・国立劇場で行われる予定。
時事ドットコム:文楽親子、同時襲名へ