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2010年1月28日

■2009年の映画興行収入

日本映画製作者連盟は、2009年の映画興行収入成績を発表しました。

2009年の映画観客動員は1億6,929万人で、対前年比105.5%。
興行収入は2,060億円で同105.7%と、
2004年に次ぐ歴代2位の好記録を達成しました。

興収の内訳を見てみると、
邦画が1,173億円(構成比56.9%)で過去最高を記録したのに対し、
洋画は887億円(同43.1%)と、邦画が洋画を上回る情勢が続いています。
しかし、対前年比で見ると邦画が101.3%なのに対して洋画は112.3%と伸長。
公開本数で邦画が2008年の418本から448本に増加したのに比べ、
洋画は388本から314本に減少しており、
一作当たりの興収は大幅に増加したと分析することができそうです。
要因としては、「ハリー・ポッターと謎のプリンス」
「レッドクリフPArtII 未来への最終決戦」「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」など
一昨年にはなかった大ヒット作が生まれたことが大きいのではないでしょうか。

スクリーン数は2008年の3,359スクリーンから3,396スクリーンへと微増。
近年、シネコンの新設で増加の一途だったスクリーン数ですが、
そろそろ頭打ちの雰囲気が出てきた印象です。

作品ごとの興収を見ると、1位は東宝「ROOKIES -卒業-」の85.5億円。
洋画ではワーナー・ブラザース「ハリー・ポッターと謎のプリンス」の80億円がトップで、
邦画と合わせても2位にあたる結果となっています。
なお邦画のランキングを見ると、東宝がベスト10中8作、ベスト20でも16作を占め、
相変わらずの東宝独り勝ち状態が続いている模様。
演劇・ミュージカル関連では、
宮藤官九郎監督2作目の「少年メリケンサック」は10.2億円で邦画30位、
世界中でミュージカル映画の新記録を更新した「マンマ・ミーア!」は、
日本では26億円で洋画9位という結果でした。


▼2009年興行収入ランキング・邦画
1.ROOKIES -卒業-
2.劇場版 ポケットモンスター ダイヤモンド&パール アルセウス 超克の時空へ
3.20世紀少年 最終章 ぼくらの旗<最終章> ぼくらの旗
4.エヴァンゲリオン新劇場版:破
5.アマルフィ 女神の報酬
6.名探偵コナン 漆黒のチェイサー
7.ごくせん THE MOVIE
8.余命一ヶ月の花嫁
9.ヤッターマン
10.クローズZERO

▼2009年興行収入ランキング・洋画
1.ハリー・ポッターと謎のプリンス
2.レッドクリフ Part II -未来への最終決戦-
3.マイケル・ジャクソン THIS IS IT
4.WALL・E ウォーリー
5.2012
6.天使と悪魔
7.ターミネーター4
8.マンマ・ミーア!
9.地球が静止する日
10.ベンジャミン・バトン 数奇な人生

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「2009年の映画興行収入」奥付

  • Posted : 2010年1月28日 19:01
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