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2010年1月 5日
■松尾スズキが第142回芥川賞候補に
第142回芥川賞・直木賞の候補作が発表され、松尾スズキ「老人賭博」も選出されました。
松尾スズキは、2006年の第134回芥川賞でも
「クワイエットルームにようこそ」で候補に選出されており、今回が二度目。
その他、芥川賞の候補には、兄弟で合作している大森兄弟、
覆面作家で「NECK」の舞台・映画化も控えている舞城王太郎など、
個性的な顔ぶれが並んでいます。
また、大森兄弟が34,33歳、舞城王太郎が36歳、藤代泉が27歳、羽田圭介が24歳と、
かなり若い方々が多くなっている印象です。(松尾スズキは47歳)
なお、松尾スズキの「老人賭博」は、文藝春秋より2010年1月7日に発売予定。
選考会は14日の17時から、東京・築地の新喜楽で開かれ、
同日に受賞者および受賞作が発表されます。
▼第142回芥川賞候補作
・大森兄弟「犬はいつも足元にいて」(文芸冬号)
・羽田圭介「ミート・ザ・ビート」(文学界 2009年 12月号)
・藤代泉「ボーダー&レス」(文芸冬号)
・舞城王太郎「ビッチマグネット」(新潮9月号)
・松尾スズキ「老人賭博」(文学界8月号)
▼第142回直木賞候補作
・池井戸潤「鉄の骨」(講談社)
・佐々木譲「廃墟に乞う」(文芸春秋)
・白石一文「ほかならぬ人へ」(祥伝社)
・辻村深月「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」(講談社)
・葉室麟「花や散るらん」(文芸春秋)
・道尾秀介「球体の蛇」(角川書店)
■松尾スズキ
■松尾スズキが芥川賞候補に | 演劇ニュース(2006/1)
※2010/01/14追記
第142回芥川賞・直木賞の選考会が、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、
芥川賞は該当作なし、
直木賞に佐々木譲の「廃墟に乞う」と、白石一文の「ほかならぬ人へ」が選ばれました。
芥川賞の受賞作がなしとなるのは、1999年の第121回以来。
授賞式は2月119日に東京会館で開かれます。