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2009年11月19日
■ウルトラマーケット閉鎖
大阪城ホール西倉庫「ウルトラマーケット」が、来年3月で閉鎖を通告されています。
関西の劇団や演出家で構成される「天下の台所改善委員会」が、
財団法人大阪城ホールから、大阪城ホールの西口にある倉庫を2003年より借り受け、
倉庫や劇場として利用していたスペースが「ウルトラマーケット」。
しかし10月、大阪城ホール側は退去を通告。
これに抗議した天下の台所側が、17日に記者会見を行いました。
劇団側によるとホール理事会から10月、
「大阪市から西倉庫を緊急物資の備蓄倉庫として使う要請があったため、
来年3月末までに退去するよう」通告を受けた。
劇団側は「引っ越し先を決めるなど時間が必要」と話し合いを求めたが、
理事会は「決定は動かない。賃貸契約書に違反していない」と返答したという。劇団側の内藤裕敬代表は「倉庫の有効利用を一緒にやろうと、
ホール側から声を掛けてきて始めた。あまりに一方的な通告」と憤慨している。一方、大阪城ホールは「劇団側のセキュリティー管理の問題を指摘してきたが、
状況が改善されなかったことから退去通告した」としている。
大阪城ホールは大阪市の外郭団体で、
劇団側は年間約226万円を支払ってきていたとのこと。
スポーツ報知の大阪版が報じたところに拠ると、
大阪城ホールから来年3月末での閉鎖通告があったのは10月5日。
そして毎日新聞の記事に拠ると、
劇団側は13日、ホール側に対し、ウルトラマーケット利用に至る経緯などの見解を求める
公開質問状を提出したものの、16日の期限までに回答はなかったということです。
どうやら大阪市の危機管理室が、
毛布などの災害用備蓄品を市の中心部に備えておきたいと考え、
利便性の高いこの倉庫が利用されることになったというのが、
閉鎖・退去を通告された理由のようです。
※2009/11/24追記
ウルトラマーケット閉館についての報告ページが、南河内万歳一座サイト内にアップされました。