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2009年11月19日
■日本の演劇人:野田秀樹
白水社が「シリーズ:日本の演劇人」の第1弾として、内田洋一責任編集「野田秀樹」を発売しました。
今回の書籍、内田洋一責任編集「野田秀樹」には、
16歳のときの処女作「アイと死を見つめて」や、
東大新聞に連載した演劇論「演劇進化論序説」を初掲載。
体裁はA5判・並製・244ページ。価格は2,625円(税込)。
白水社のサイトで、一部ですが立ち読みページが設けられています。
●白水社の紹介文
国際的演劇人の姿に迫る
国際的に活躍する演劇人の姿に迫る、ファン必読の書。
これまでの類書と異なり、触れられることの少なかった野田秀樹の故郷を訪ね
創造の原風景を明らかにしながら、夢の遊眠社旗揚げ以前の軌跡に光を当てる。
同時に「THE BEE(蜂)」のロンドン公演の現地取材から、
高い評価を得るにいたった作品の制作過程なども明らかにしていく。
ロンドンでのインタビューで野田が答えた
「文化というのは摩擦の中でしか生まれない」という一言は、
常に演劇的言語を探求する劇作家の態度を象徴しているだろう。
併せて、これまで途切れることなく書きつづられてきた演劇ノート
「劇誌」のロンドンバージョンも公開、制作にあたっての熱い胸中を吐露している。
もうひとつの「目玉」は、何と言ってもいまや伝説となっている初期未刊作品を収録したことだ。
一九七二年、十六歳夏に書かれた処女戯曲「アイと死をみつめて」、
高校文化祭のクラス演劇のための「ひかりごけ」は、
その後の秀作の起点ともなるものだ。
また東大新聞に連載した唯一の演劇論「演劇進化論序説」も必見で、
盛りだくさんの内容にあふれている。