広告
2009年11月20日
■第33回山路ふみ子映画賞
年末の映画賞レースの先陣を切って、今年も山路ふみ子映画賞が発表されました。
「山路ふみ子映画賞」は、1930年代〜1940年代にかけて女優として活躍した山路ふみ子が、
日本映画振興のため1976年に設立した、山路ふみ子文化財団主催が主催する映画賞。
俳優の個人賞に関しては男優賞が設けられておらず、女優・山路ふみ子にちなんで女優だけが表彰されていることや、
毎年、年末から年明けにかけて発表される様々な映画賞の中で、最も早く発表される賞としても知られています。
33回目となる今年は、僻地医療問題を扱った「ディア・ドクター」の西川美和監督が映画賞を受賞。
その他、受章結果は以下のとおり。
授賞式は、11月27日17時30分から東京新橋・ヤクルトホールで行われます。
▼第33回山路ふみ子映画賞
映画賞:西川美和
受賞理由:自らのオリジナル脚本による「ディア・ドクター」で見せた的確な企画力・演出力に対して
映画功労賞:八千草薫
受賞理由:映画「ディア・ドクター」など長年にわたる映画界への功績、特に、美しい恋人から美しい母へ、さらに美しい祖母まで演じ続けていることに感謝をこめて
文化賞:木村大作
受賞理由:これまでの撮影監督としての力量と、映画「劔岳 点の記」におけるカメラマンとしての執念とその演出に対して
福祉賞:松林要樹
受賞理由:映画「花と兵隊」で、第2次世界大戦後、タイ、ビルマなどにそのまま残った旧日本兵達が、いかに生きたかを誠実かつ粘り強い態度で見つめた点に対して
文化財団特別賞:三國連太郎
受賞理由:映画「飢餓海峡」などでの名演、「親鸞・白い道」の監督としての実績を称え、「釣りバカ日誌」シリーズでの完走を祝い、今後益々のご活躍を期待して
女優賞:松たか子
受賞理由:映画「ヴィヨンの妻〜桜桃にタンポポ〜」ヒロイン役での見事な演技に対して
新人女優賞:柴本幸
受賞理由:映画「TAJOMARU」における新鮮な演技に対して