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2009年10月19日
■第57回菊池寛賞
第57回菊池寛賞が発表され、坂東玉三郎、本木雅弘と映画「おくりびと」製作スタッフなどが受賞しました。
菊池寛賞は、菊池寛が各方面に遺した功績を記念するための賞で、
1938年に創設され、6回で中止となってしまったものの、
菊池寛没後の1952年に復活。
日本文学振興会が主催となり、様々なジャンルの文化において
業績を上げた個人や団体を表彰しています。
今年も、第57回菊池寛賞の先行顧問会が15日に行われ、
歌舞伎俳優の坂東玉三郎、
本木雅弘と映画「おくりびと」製作スタッフなどが受賞しました。
副賞は100万円。
贈呈式は、12月4日17時から、東京・虎ノ門のホテルオークラにて。
なお、過去に演劇関係者では、
第53回菊池寛賞で蜷川幸雄が受賞している他、
第55回に市川團十郎、
第52回に木村光一と「地人会」、中村勘九郎(現・勘三郎)
第51回に紀伊國屋ホール、
第50回に松本幸四郎、長岡輝子、などが受賞しています。
▼第57回菊池寛賞
・坂東玉三郎
泉鏡花の戯曲「海神別荘」「天守物語」の決定版ともいえる優れた舞台をつくりあげた。
正統的な歌舞伎のみならず近代劇、映像、中国昆劇と、その活躍の場をひろげている。
・本木雅弘と映画「おくりびと」製作スタッフ
映画化の企画・実現に尽力。
主演した「おくりびと」はアカデミー賞外国語映画賞を受賞し、言
語や宗教の壁を越えて、日本映画の実力を世界に示した。
・佐野洋
・今井書店グループと「本の学校」
・蓬田やすひろ
・高見山大五郎