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2009年9月 7日
■GyaO、無料と有料の2サイトにリニューアル
Yahoo!とGyaOは、無料映像配信サイト「GyaO!」と、有料映像販売サイト「GyaO!ストア」を公開しました。
今年4月、Yahoo!はGyaOの株式を51％取得し子会社化。
秋に動画配信サービスGyaOとYahoo!動画を統合する旨発表されていました。
そして早くも本日、無料映像配信サイト「GyaO! Presented by Yahoo! JAPAN」と
有料映像販売サイト「GyaO!ストア Presented by Yahoo! JAPAN」が公開されました。
また、フジテレビ・日本テレビもGyaOと業務提携し、出資することも発表されています。
出資比率はYahoo!51%,USEN35%,フジテレビ7%,日本テレビ7%。
この提携により、フジテレビはGyaOに「フジテレビ On Demand」を出店。
一方の日本テレビは「第2日本テレビ」出店の発表はなく、
ビジネス全般の協業について検討を行っていくとのこと。
無料映像配信サイト「GyaO!」は、
既存のGyaOのURLにアクセスするとジャンプされるようになっており、
サイトタイトルも「Gyao![ギャオ]」のまま。
この無料版のGyaO!は、動画プレーヤーにMicrosoft Silverlightを採用、
WindowsユーザーだけでなくMac OS Xでも動画が見られるようになりました。
Macでの動作環境は、MacOS10.4.8以降、ブラウザはSafari3以上。
Macで試してみたところ、Firefoxなどでは視聴できませんでしたが、
Safariでは何の問題もなく視聴することができました。
なお、舞台関連の動画では、落語やシルク・ドゥ・ソレイユの映像があります。
一方、URL的にも「Yahoo!動画」がリニューアルした形の有料サイト「GyaO!ストア」は、
対応OSはWindows2000/XP/Vista、ブラウザはIE6以上のままで、
かなり限られた条件下のみの動作環境となっています。
配信コンテンツは、「フジテレビ On Demand」「TBSオンデマンド」など約1400番組で、
今後テレビ朝日「テレ朝動画」の参入も予定しているとのこと。
このように、今後はYahoo!とGyaOのブランドではなく、
有料・無料の両サイトを併せて運営していく形になるようです。
映像は有料版/無料版ともに解像度640×480ドット/768kbpsのみで、
全画面再生には非対応。高画質化については今後検討するとのこと。
収益体制としては、
動画プレーヤーに「インタラクティブビジョン」という双方向性をもった広告を表示し、
例えばドラマ等の場合、1〜3話を無料の「GyaO!」で放送、
それ以降を有料の「GyaO!ストア」で配信する流れを作りたいということです。
なお、コンテンツ配給元との契約は、
これまでの最低保証金制度から、売上に応じて収益を分けあう方式に変更。
これにより、コストの数割が削減されたそうなのですが、
むしろ、これだけ収益分配のシステムが定着したwebにおいて、
今までミニマム・ギャランティを支払っていたということに驚きを感じます。
●GyaO!ストア
●GyaO!
■オンライン動画配信サイトリンク集
■GyaOとYahoo!動画が統合