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2009年8月17日

■第2回したまちコメディ映画祭in台東

昨年初開催された、したまちコメディ映画祭が今年も上野・浅草を舞台に開催されます。

昨年初開催された、普通の映画祭とはひと味もふた味も違う
「したまちコメディ映画祭in台東」(略称:したコメ)。
「映画(Cinema)」「したまち(Old town)」「笑い(Comedy)」
という3つの要素をかけ合わせた日本初の大規模なコメディ映画の祭典です。
総合プロデューサーは、いとうせいこう。

この映画祭が、今年も「日本の喜劇発祥の地」とされる
上野と浅草という2つの地域を舞台に開催されることが決まりました。
9月21日(月・祝)に前夜祭、本祭は9月22日(火・祝)〜25日(金)。

今回は、約30作品が上映されるほか、
公募で集まった207作品の短編コメディー映画の中から、
いとうせいこう・しりあがり寿・岸本加世子・大林宣彦などが審査員となり、
コンペで選ばれた10作品も浅草中映劇場で上映。
観客の投票などで、グランプリなど各賞を決定します。

第1回したまちコメディ映画祭in台東
日程:2008/11/21〜11/24
会場:浅草公会堂など浅草・上野

第2回したまちコメディ映画祭in台東
日程:2009/9/21〜9/25
会場:浅草公会堂/浅草中映劇場/浅草パークホール/ROX3スーパーマルチコート/
   東京国立博物館・平成館/上野恩賜公園野外ステージ/上野東急/上野恩賜公園
主催:「したまちコメディ映画祭in台東」実行委員会
チケット:[ぴあ特集ページ][上野東急2][東京国立博物館][浅草中映劇場][浅草公会堂][したコメ声優ステージ]
したまちコメディ映画祭in台東オフィシャルサイト


船乗り込み&レッドカーペット
日程:2009/9/22
行程:隅田川(水上バスにて浅草船着場に登場)
→雷門前へ(トロリーバスにて)
→オレンジ通り(レッドカーペット)
→浅草公会堂へ

オープニング作品「大洗にも星はふるなり」
上映:2009/9/22 浅草公会堂
配給:日活/日本映画
監督:福田雄一
出演:山田孝之/山本裕典/ムロツヨシ/小柳友/白石隼也/安田顕/佐藤二朗

「クヒオ大佐」
上映:2009/9/23 浅草公会堂
配給:ショウゲート/日本映画
監督:吉田大八
出演:堺雅人/松雪泰子/満島ひかり/中村優子/新井浩文/児嶋一哉/安藤サクラ/内野聖陽

「タチマワ・リー?悪人よ 地獄行き急行列車に乗れ」
上映:2009/9/23 浅草公会堂
配給:韓国映画
監督:リュ・スンワン
出演:イム・ウォニ/ コン・ヒョジン/パク・シヨン/ファン・ボラ/ リュ・スンボム/キム・ビョンオク

「昼間から呑む」
上映:2009/9/23 浅草公会堂
配給:韓国映画
監督:ノ・ヨンソク
出演:ソン・サムドン/ユク・サンヨプ/タク・ソンジュン

「浮かれたゴミ屋さん」
上映:2009/9/24 浅草公会堂
配給:中国映画
監督:アーガン
出演:グオ・タオ/フォン・リー/ティエン・ユアン/ハイ・イーティエン/ホアン・ボー

「紀元1年が、こんなんだったら!?」
上映:2009/9/24 浅草公会堂
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント/アメリカ映画
監督:ハロルド・ライミス
出演:ジャック・ブラック/マイケル・セラ/オリヴァー・プラット/デヴィッド・クロス/ハンク・アザリア/ハロルド・ライミス

したまちコメディ映画祭in台東

※2009/9/26追記
25日、クロージングセレモニーが浅草公会堂で行われました。
コント55号(萩本欽一/坂上二郎)がコメディ栄誉賞を受賞。
短編映画コンペティションの「したまちコメディ大賞」は、
澤田裕太郎監督の「奴との遭遇」が受賞しました。


〈コメディ栄誉賞受賞式の様子〉

 久々のコント55号の2ショットに会場が沸いた。
「したまちコメディ映画祭in台東」でのコメディ栄誉賞の受賞式は、昨年の第1回の小沢昭一氏に続き、今回が2回目となる。
お笑いに貢献し続けた芸人、俳優に贈られる。
萩本氏の「二郎さん、最近、何してんの?」(坂上氏)「いつも通りだよ」という返事に思わず笑ってしまう場面もあり、
終始、なごやかなムードでイベントが終了した。

■萩本欽一:「二人で褒められるっていうのは、昔にテレビ大賞ってのをもらったけど、それ以来かな?
しかも最後に浅草で褒められるっていうのはやけに嬉しい。
それに、ずっと笑いを続けてきた人に(賞が贈られる)っていうのがいいじゃない。
ねー、二郎さん。「・・・」
さっき、最後って言ったけど、もう、こうして、二人で褒められるっていうのは、
(二郎さんを見て)コレだから・・・。最後だと思う。我々二人は、本当に嬉しく思う。
2週間前に、テレビの収録で二人で一緒にっていう話があったけど、そん時、二郎さん「オレはダメだよぉ」って言ってたの。
だから、今日も来ないと思ったんだけど、賞金が出るってなったら、今日、ちゃんと来てるんだよ(笑)。
もう、元気なんだか、元気じゃないんだか...。二郎さん、コンビ組んで、良かったね。

■坂上二郎:「おかげさまで」

■萩本欽一:(笑)


〈コンペ「したまちコメディ大賞2009」大賞の発表・審査員総評〉

■大林宣彦:
(現代人の孤独が描かれた受賞作品に)現代人もそうだが、それをユーモラスにに描いているから未来が見える。
下町は人と人とがぶつかって生きている町。喜劇の原点は下町。
この下町のように世界中が幸せでいればいいのに。
映画は鏡のようなもの。
世界中が下町のようになれば、喜劇が堂々と笑えるようになるでしょう。

■しりあがり寿:
初のコンペだったが、新人とは思えないようなレベルの高さだった。
美大の頃は隣に竹中直人さん、宮沢章夫さんたちがいて、日本で一番おもしろいのは俺達だとおもっていた。
思いあがりは一つのパワーになると思うので、思いあがりパワーで頑張ってください!
受賞作品を見ると、オレにもできるんじゃないかと思うかも。
ライバルだと思ってよい作品ができるのを楽しみにしています。

■コンペ大賞受賞監督:
(観客賞を受賞して)今日は「したコメ」にお越しいただきありがとうございます。
震えが止まらないです。
グランプリよりも嬉しいです。本当にありがとうございます。
(グランプリもW受賞して)今日は「したコメ」にお越しいただきありがとうございます(笑)
本当に信じられないです。本当によろしいのでしょうか?この後もぜひお楽しみ下さい。

■いとうせいこう:
207本の応募があり、コメディとはこんなにも広いものなのかと思わせる作品ばかりでした。
素晴らしい作品を選ぶことができました。
澤田監督にはぜひ第3回「したコメ」のアバンタイトルを作ってもらいたい。
たくさんのみなさんにチャンスを与えられるような映画祭にしていきたいです。

■堀部圭亮:
それぞれのアプローチがあり、感心しました。
澤田監督の作品を見た時は、ダウンタウンの漫才を初めて見たときのような衝撃でした。
笑いって最初のパワーを維持するのが大変ですが、ぜひ来年も良い作品を作って下さい。

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「第2回したまちコメディ映画祭in台東」奥付

  • Posted : 2009年8月17日 19:45
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