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2009年6月 3日
■日本文化芸術オンライン
文化庁は、海外向けに日本の芸術文化を情報発信するポータルサイト
「日本文化芸術オンライン」の試行版を公開しました。
文化庁の発表に拠ると、海外の文化芸術分野の関係者が、日本の文化芸術に関する情報を得て、
日本との国際文化交流の一助となるよう、
日本の文化芸術に関する各種情報を英語で提供するポータルサイト
「日本文化芸術オンライン」の整備を進めており、
このたびサイトの内容や構造の利便性を実証するため、試行版を公開したとのこと。
サイトは、日本語版と英語版が設けられており、
映画・漫画とアニメ・ゲームなど、各文化のジャンルごとに日本における歴史や概要を紹介しています。
演劇関連では、現代演劇と古典演劇、舞踏、演芸というカテゴリに分けられ、
それぞれ解説・トピック・業界構造・商習慣・関連団体などを紹介。
私たち日本人が見ても勉強になりそうな内容になっています。
これまでの日本は、特に文化に関しては海外からコンテンツを輸入する方が圧倒的に多く、
国内の文化を海外でビジネスにしようという意識が、希薄すぎた感じがします。
それぞれのジャンルで海外公演なども増えてはきた昨今ですが、
やはり国が中心となり、こうして情報発信することは不可欠ではないでしょうか。
今回、試験版とはいえ、ようやく海外向けのサイトができましたし、
これがこうした動きが加速する一歩となれば良いのですが。