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2009年5月25日
■「オペラ座の怪人」無声映画と生演奏
1925年のサイレント映画「オペラ座の怪人」が、フランス八重奏団の生演奏で上演されます。
これまで幾度となく映画化されている「オペラ座の怪人」ですが、
今回上映されるのは、同作初の映画化作品である
1925年のルパート・ジュリアン(Rupert Julian)監督のサイレント(無声)映画。
現在、ミュージカルでお馴染みである
ファントム・ラウル・クリスティンの三角関係が話の中心ではなく、
原作に忠実な怪奇ものとなっています。
この映画「オペラ座の怪人」が、
フランス八重奏団(L'Octuor de France)による生演奏で上演されます。
一応説明しますと、現在のようなトーキー映画(映像に音声がついた映画)ができる前は、
映画フィルムには音がついていませんでした。
そのため映画を上映するときには、
日本では弁士という映画の内容を説明する人が活躍しましたし、
音楽はオーケストラが音楽の伴奏を行っていました。
ですから、この公演は当時の映画上映のスタイルを再現するものとも言えますが、
一流のアンサンブルやソプラノによる公演は、
時代を問わず非常に贅沢なものであると言えそうです。
なお、先日ロングラン公演が終了した劇団四季のミュージカル「オペラ座の怪人」は、
8月より大阪四季劇場での開幕が決定しています。
●「オペラ座の怪人」〜名作の無声映画とフランス八重奏団による〜
公開:2009/6/20 黒部市国際文化センター(富山)
2009/6/26 サンモール・インターナショナル・スクール ホール(神奈川)
2009/6/27 日経ホール(東京)
指揮:ガブリエル・ティボドー
演奏:フランス八重奏団
ソプラノ:岩井理花
チケット:[神奈川][東京]
●サイレント映画「オペラ座の怪人」
原題:The Phantom of the Opera
公開:1925/アメリカ映画
時間:75分
監督:ルパート・ジュリアン
音楽:ガブリエル・ティボドー
出演:ロン・チェイニー/メアリー・フィルビン/ノーマン・ケリー
DVD:オペラ座の怪人