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2009年5月11日
■森光子に国民栄誉賞
河村建夫官房長官は11日午後の記者会見で、
森光子に国民栄誉賞を授与する方向で検討に入ったと発表しました。
9日の「放浪記」公演で、
日本人俳優として前人未到の単独主演回数である2000回を達成した森光子。
森光子は、1984年に紫綬褒章、2005年に文化勲章を受賞していますが、
今度は国民栄誉賞が贈られることになりそうです。
国民栄誉賞授与の検討理由について、官房長官記者発表では
「永年にわたり芸能の分野で多彩な活躍を繰り広げ、
特に舞台「放浪記」において2000回におよぶ主演をつとめられ、
国民に希望と潤いを与えられました。」ということで、
今後関係者の意見を聞いて最終的に判断するとのこと。
受賞を果たした場合、国民栄誉賞の受賞は17人目。
俳優では、1984年受賞の長谷川一夫、1996年の渥美清に次いで3人目ですが、
2人とも没後に受賞しているため、現役の俳優が受賞するのは初となります。
麻生太郎首相の元では、1月23日に受賞した作曲家の遠藤実に次いで2人目。
※2009/5/29
河村建夫官房長官が会見で、森光子に国民栄誉賞を授与することを正式に発表しました。
表彰式は7月1日に首相官邸で行われる予定。
※2009/7/1
首相官邸で授賞式が行われました。
麻生太郎首相が表彰状、盾、記念の腕時計を手渡し、
森光子はお返しに、放浪記のDVDを首相にプレゼントしたということです。
また、「放浪記」が2010年5月6月からシアタークリエで再演されることが発表されました。