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2009年5月 4日

■I Have Been to Hiroshima Mon Amour

オフ・ブロードウェイで広島プロジェクトとして演劇公演などが行われます。

ニューヨークの劇団ヴォイス・アンド・ヴィジョン(Voice & Vision)と
クロッシング・ジャマイカ・アベニュー(Crossing Jamaica Avenue)による
広島プロジェクト(The Hiroshima Project)は、
宮川ちおりの新作「I Have Been to Hiroshima Mon Amour」を
オフ・ブロードウェイのオハイオシアターで上演します。
タイトルを訳すると、
「I Have Been to Hiroshima」は英語で「私は広島へ行ったことがある」、
「Mon Amour」はフランス語で「私の愛しい人」といったニュアンスになります。
物語は戦争にまつわる2つのラブストーリーで、
1959年、アラン・レネ監督の日仏映画「二十四時間の情事(Hiroshima, Mon Amour)」に対する
詩的な反応であるということです。
公演は、5月8日からプレビュー、14日に開幕し30日まで上演。

また、毎週月曜の夜には、原爆についての日本の戯曲の朗読劇が上演されます。
上演されるのは、5月11日に井上ひさし「父と暮せば」(翻訳Roger Pulvers)
18日に別役実「」(翻訳Roger Pulvers)、
25日に田中千禾夫「マリアの首」(翻訳David G. Goodman)。

さらに、日曜日には2007年に公開された映画「ヒロシマナガサキ」も上映されます。
これは、日系アメリカ人のスティーヴン・オカザキ監督が、
14人の被爆者と爆撃に関与した4人のアメリカ人の証言を元に
記録映像や資料を交えて制作したドキュメンタリー映画。


「I Have Been to Hiroshima Mon Amour」
日程:2009/5/8〜5/30 Ohio Theater(66 Wooster Street, NYC)
演出:Jean Wagner
脚本:宮川ちおり(Chiori Miyagawa)
出演:Joel de la Fuente/Juliana Francis-Kelly/Sue Jean Kim

The Voices from Hiroshima ; Reading
日程:2009/5/11,5/18,5/25 Ohio Theater(66 Wooster Street, NYC)
演出:河原その子(Sonoko Kawahara)
演目:May 11 7:30pm:"The Face of Jizo" by Hisashi Inoue
   May 18 7:30pm:"The Elephant" by Monoru Betsuyaku
   May 25 7:30pm:"The Head of Mary" by Chikao Tanaka

映画「ヒロシマナガサキ」
原題:White Light, Black Rain : The destruction of Hiroshima and Nagasaki
公開:2007/7
配給:シグロ・ザジフィルムズ/アメリカ映画
監督:スティーヴン・オカザキ
レンタル:ぽすれん/DMM
DVD:ヒロシマナガサキ
ヒロシマナガサキ [DVD]

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「I Have Been to Hiroshima Mon Amour」奥付

  • Posted : 2009年5月 4日 20:07
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