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2009年4月 6日
■宝塚大劇場で緞帳デビュー
宝塚大劇場の緞帳が新調されたことが報道されています。
宝塚歌劇の本拠地・宝塚大劇場(兵庫県宝塚市)で、 幕あいに彩りを添える緞帳(どんちょう)3枚のうち1枚が新調され6日、 報道関係者に披露された。「Swing」と名付けられた新しい緞帳は、
高砂熱学工業(東京)からの寄贈で縦9メートル、幅24メートルの西陣織。
歌劇団のイメージカラーであるすみれ色にひし形などの図形を組み合わせ、
揺れると図形の大きさが変化して見えるよう工夫した。「幕あいの彩り新たに 宝塚大劇場で緞帳デビュー」:イザ!
劇場の改装などがニュースになることはよくありますが、
緞帳が新しくなったというニュースが全国紙に配信されているのは珍しいですね。
今回新調された緞帳は、西陣本綴錦織で制作期間は約3ヶ月だったとのこと。
6日は、舞台の成功を祈る神事の後に贈呈式が行われ、
花組の組長夏美よう、男役トップスター真飛聖、娘役トップスター桜乃彩音などが出席。
緞帳は、劇場で舞台の最も客席側にある大きな垂れ幕で、
公演が始まると幕が上がり、終演すると幕が下りるという、
こうした言い回しの元にもなっているメジャーな幕です。
なお、宝塚大劇場では3枚の緞帳を吊れるように造られており、
それぞれ一番緞帳「Over The Rainbow」(東洋紡績提供1998〜)
二番緞帳「舞」(資生堂提供2003〜)、
三番緞帳「時を刻む、21世紀へのテイク・オフ」(ワコール提供2001〜)と命名されていました。
今回は、2003年10月〜2009年3月の間使用された
資生堂提供の二番緞帳「舞」に代わって、高砂熱学工業の「Swing」が設置されています。
ちなみに、東京宝塚劇場は2枚の緞帳を吊れるようになっており、2008年に2枚とも新調されています。
こちらの緞帳名は「ビューティー唐草」と「Horizon」で、共に京都西陣本綴錦織。
バウホールは1枚で「Debut」(ワコール提供1996〜)。