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2009年4月 1日
■THE CODE/暗号
歌舞伎俳優・尾上菊之助主演の映画「THE CODE/暗号」が今春公開されます。
映画「THE CODE/暗号」は、インターネットシネマの先駆けとして2005年からスタートした「探偵事務所5」の
「探偵事務所5 〜5ナンバーで呼ばれる探偵達の物語〜」に次ぐ劇場版作品第2弾。
「探偵事務所5」は、林海象がプロデュースする作品群で、
100人の探偵による100の物語をコンセプトに、現在までに50作品が制作され、
のべ100万人を超える視聴者数を記録した大ヒットシリーズ。
当初は「コードブレイカー507 上海円舞曲」というタイトルが予定され、2008年秋の公開を目指していましたが、
タイトルは「THE CODE/暗号」に変更、公開は2009年5月9日からに決定しました。
主役の、暗号解読の天才・探偵507役を務めるのは五代目尾上菊之助。
尾上菊之助は、シネマ歌舞伎「日高川入相花王」「京鹿子娘二人道成寺」に出演している他、
一般の映画にも「怪談」「犬神家の一族」などに出演していますが、今作が本格アクションに挑んだ現代劇初主演作。
(c)2008 THE CODE プロジェクト
2009年5月上旬 丸の内TOEI2ほか、全国ロードショー
●映画「THE CODE/暗号」
公開:2009/5/9
配給:日活/日本映画
時間:124分
監督:林海象
脚本:林海象/徳永富彦/久万真路
製作:大和田廣樹
撮影:柴主高秀
照明:蒔苗友一郎
美術:愛甲悦子
音楽:めいなCo.
出演:尾上菊之助/稲森いずみ/松岡俊介/斎藤洋介/佐野史郎/柏原収史/宮迫博之/
坂井真紀/成宮寛貴/貫地谷しほり/宍戸錠/松方弘樹
製作:THE CODEプロジェクト
チケット:[ぴあ][4/17福岡 尾上菊之助舞台挨拶付先行上映会][オフィシャルサイト]
DVD:THE CODE・暗号
※追記
映画DVDが2009年12月11日に発売されることが決まりました。
【ストーリー】
創立60年の格式ある探偵事務所「探偵事務所5」。
優秀かつ個性的な探偵たちが集まる中でも"探偵507"は
暗号解読において天才的な才能を持っている。
そんな彼が中国のとある人物から依頼を受けたのは、
これまで見たこともない配列パターンで構成された暗号だった。
一瞬にしてその複雑な暗号に魅了された507はすぐさま上海へ。
そこで彼を待ち受けていたのは、青龍率いる上海マフィア、追われ身の美しい歌姫・美蘭、
敵か味方かわからない情報屋、そして謎の狙撃手。
この危険な任務に没頭していく507は徐々に真相へと近づくが、
そこには哀しき真実が待ち受けていた...。
【4/21 プレミア試写会 登壇者コメント】
林海象監督(51):毎回チャレンジがあるのですが、50作品くらいこのシリーズをやって、今回が集大成になります。この作品は暗号を中心に据えています。なのでまず暗号を勉強しました。そして最大の魅力はキャスティング。今までいくつも映画を撮ってきましたが、ほんとにほんとに今回のキャストの皆さんに感謝しています。菊之助さんとはかねてよりご一緒したかったので、歌舞伎界から探偵界へようこそ、ですね。
尾上菊之助(31):監督が愛情を込めてやっていらっしゃるシリーズに、このスーツを着てでれるなんて、かけがえのない経験です。キャストの皆さんと1カ月近く上海で過ごしましたが、撮影が終わってからも合宿のように楽しみました。良い思い出です。この作品は1つの暗号を解いていくなかで、愛憎・欲望・絆が紡がれていきます。それを感じていただければと思います。そしてそれらが林監督が描くクールな映像美の中に描かれています。宍戸さん松方さんの激しいアクションも見どころです。
稲森いずみ(37):中国語は基礎から1カ月くらいレッスンしました。撮影に間に合うかなと不安だったのですが、上海に入ってから中国の方たちとやりとりする中で身近になって、やっと自分の中にすんなり入ってきた気がします。菊之助さんはいつも紳士で、誠実で、好奇心旺盛ですね。ご一緒できて楽しかったです。いつもぴしっとしてて何事にも動じないところがクールだなと思いましたね。
宍戸錠(75):56年映画俳優やっています。「おくりびと」のような人の心を描いた作品も好きなのですが、信条として僕が大好きなのは活劇大娯楽!高齢者ですが、ひっくり返っても大丈夫だから!松方さんも菊ちゃんもすごいよ!稲森さんの背中もステキです(笑) 松方さんもベテランですから、息の合った演技ができていると思います。お楽しみください。
松方弘樹(66):まず楽しい役だなあと思いました。また錠さん演じる会長の10歳ほど年上の役ですが、実年齢は僕が9つくらい下。監督は「違和感ないよ」って言うんだけど、演じてる身としてはやっぱり違和感あるんだよね。髪を染めたり、髭を白くしたりしました。ざっと90うん数歳の役です。よろしく!
【5/9 初日舞台挨拶 コメント】
菊之助:やっと初日を迎えることができました。監督が描かれる探偵は「依頼者を家族と思え」「人を信じることから始めよ」を信条として、探偵というよりも家族のように人に接している探偵たちなんですね。その仲間になれたことが光栄です。(宍戸が耳元でささやいて)美人が多いんですよね。目移りして大変でした(笑)見所満載ですので、またご家族お友達お誘い合わせの上、ぜひご覧ください。ありがとうございます。
稲森:美しい蘭と書いて美蘭(メイラン)を演じました。上海の歌姫でマフィアの女という今までにない役。撮影前、妖しくて妖艶な悲しい女をつくろうと監督と話していたんですね。現場に入ってからは海象ワールドを感じて、その世界に入れば妖しい雰囲気がだせるなぁと思いました。特にお手本はなくて、ずっと上海に住んでいる女の雰囲気も醸し出せたらいいなと思っていました。楽しんでください。
宍戸:この映画の宣伝のためにあちこち回っているけれど、今日が一番お客さん多いね!嬉しいです。映画は完成しても、観てもらわなければなんにもならない。僕はできれば旭や裕次郎、トニーがいて、ちょっと錠がいる、そんな娯楽大活劇が好きです。その点でこの映画はいい。観て面白いな!と思ったら、普段映画をみない人にも「あれだけはみてこいよ」「菊之助さんがいい。松方さんがいい。稲森さんがいい」小声で言ってください。僕はいいので(会場笑)
松方:中国の上海に長期ロケにいきました。撮影は暑さや蚊など過酷なものでしたが、中国ってやっぱりスケールが大きくて、スタジオの中で迷子になるくらい広かったんですよ。そんな中錠さんとガンアクションをやりました。年寄りの冷や水です(笑)。ついこの間も「天地人」で入れ違いになったりもしましたが、お互いに歳とってきたなというのが正直なところ。でも錠さんは相変わらず飲んでてたくましいな。僕は卒業しちゃったんですけど楽しい映画になっています。みなさんの応援、よろしくお願いします。
監督:個人的には25年前初めて撮った映画「夢みるように眠りたい」をとにかく上映してもらいたくて、フィルムを持って東映本社に来たことがあったんですね。その映画の一部が「THE CODE/暗号」の中でかかっています。25年を経て、こうしてここで上映されることにも感激している。この映画には2つの決闘シーンがあります。ひとつは友情をかけた決闘シーン。錠さんと松方さんが素晴らしいガンアクションをみせてくれます。もうひとつは愛情を挟んだ人の解放をかけた決闘シーン。これは菊之助さんと稲森さんが魅せます。この2つの決闘をぜひ映画の中でみてほしいです。アクションもさながら演技もじっくり楽しんでください。