演劇ニュース

Yahoo!動画は、10以上の配信サービスがあり、番組数は約3万。
月間利用者数は約1,100万人。
GyaOは、約5万の番組を持ち、月間利用者数は約650万人。
今年1月にマイボイスコム(株)が行った映像配信サービスの利用調査では、
Yahoo！動画が60.1％、GyaOが59.4％を獲得し、
3位BIGLOBEストリームの21.8％に大差をつけて1位・2位となっています。

今回の統合は、Yahoo!がUSENの100％子会社であるGyaOの株式を4月30日付けで51％取得し、
2009年秋から「Yahoo!動画」と「GyaO」の両サービスを統合。
ネット上の映像配信ビジネスの規模拡大に取り組むということです。

統合により、動画配信サイト、配信システム、広告や課金のシステムなどを統一。
YouTubeやニコニコ動画に代表される動画投稿サイトとは違い、
著作権に配慮したサービスを提供することで、
映画会社やテレビ局が参加しやすい体制を作りたいとのこと。

GyaOは、現在2,200万人という会員数になっているように、
サイトへの集客という点では早くから成功を収めていたようですが、
肝心の収益は上がっておらず、ずっと赤字経営が続いていました。
Yahoo!動画も、「儲かっているとは言い難い状況」だったそうで、
両者の統合で、ビジネスと展開していけるかどうか注目が集まりますね。

動画配信サイトは、DVDなどのパッケージにするのは難しくても、
ある程度のニーズがあるであろう（できれば演劇などの）
作品を販売してくれることを期待していたのですが、
逆にパッケージとして販売されている作品の権利を買い、
一定期間放送する形の方が目立つ感じがします。
体制がどうなろうと、やはり肝要なのは中身なのですし、
これからはいかにおもしろい独自のコンテンツを創ったり、
配信できたりするかという辺りが重要になってくるのではないでしょうか。

■オンライン動画配信サイト

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