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2009年3月 7日
■第59回芸術選奨
文化庁は2008年度(第59回)
芸術選奨文部科学大臣賞と同新人賞の受賞者を発表しました。
芸術選奨文部科学大臣賞には19人、同新人賞には11人が選出されました。
また、今回からメディア芸術部門が新設され、
既存の演劇・映画・音楽・舞踏・文学・美術・放送・大衆芸能・芸術振興・評論と合わせ、全11部門となっています。
結果を見ると、演劇部門では「焼肉ドラゴン」の脚本・鄭義信、
映画部門では「おくりびと」の監督・滝田洋二郎が受賞。
昨年の賞レースを独占してきた両作が、芸術選奨でも受賞を果たしました。
贈呈式は16日、東京・紀尾井町のホテルニューオータニで行われます。
【演劇】
鄭義信(脚本家):「焼肉ドラゴン」
松本雄吉(演出家・劇作家):「呼吸機械〈彼〉と旅をする20世紀三部作#2」
【映画】
小泉今日子(俳優):「グーグーだって猫である」「トウキョウソナタ」
滝田洋二郎(映画監督):「おくりびと」
【音楽】
酒井松道(尺八演奏家):「酒井松道尺八リサイタル―尺八の系譜―」
鈴木雅明(チェンバロ奏者・指揮者):「ユダス・マカベウス」
【舞踊】
酒井はな(バレリーナ):「カルメンby石井潤」
花柳基(日本舞踊家):長唄「黒塚」
【文学】
時田則雄(歌人):「ポロシリ」
南木佳士(小説家):「草すべり」
【美術】
舟越桂(彫刻家):個展「舟越桂 夏の邸宅」
水越武(写真家):「知床 残された原始」
【放送】
池端俊策(脚本家):「帽子」
【大衆芸能】小田和正(シンガー・ソングライター):「KAZUMASA ODA TOUR 2008"今日もどこかで"」
桂文珍(落語家):「十夜連続独演会」
【芸術振興】
加藤種男(財団法人アサヒビール芸術文化財団事務局長):「アサヒ・アート・フェスティバル2008」
【評論等】
石井洋二郎(東京大学大学院教授):「ロートレアモン 越境と創造」
津野海太郎(評論家・和光大学教授):「ジェローム・ロビンスが死んだ」
【メディア芸術】
岩井俊雄(メディアアーティスト):「TENORI-ON」
▼文部科学大臣新人賞
【演劇】市川亀治郎(歌舞伎俳優):「祇園祭礼信仰記〜金閣寺」
【映画】蒼井優(俳優):「百万円と苦虫女」
【音楽】児玉桃(ピアニスト):「メシアン・プロジェクト2008」
【舞踊】平山素子(舞踊家・振付家):「春の祭典」
【文学】平野啓一郎(小説家):「決壊」
【美術】丸山直文(洋画家):個展「丸山直文展―後ろの正面」
【放送】柳川強(ディレクター):「最後の戦犯」
【大衆芸能】椎名林檎(シンガー・ソングライター):「林檎博'08〜10周年記念祭」
【芸術振興】山出淳也(アーティスト・NPO法人BEPPU PROJECT代表理事):「BEPPU PROJECT」
【評論等】岡田暁生(音楽学者・京都大学人文科学研究所准教授):「ピアニストになりたい! 19世紀もうひとつの音楽史」
【メディア芸術】井上雄彦(漫画家):「井上雄彦 最後のマンガ展」