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2009年3月18日
■レイン・フォール/雨の牙
日本映画界初の完成保証制度で制作され、椎名桔平、長谷川京子、ゲイリー・オールドマンが競演する映画「レイン・フォール/雨の牙」が4月に公開されます。
現在、日本の映画はほとんどが製作委員会方式で創られていますが、
映画「レイン・フォール/雨の牙」は、日本映画界で初となる完成保証制度で創られました。
この完成保証制度とは、配給元となるソニー・ピクチャーズエンタテインメントなど4社が
有限責任事業組合「レイン・フォールLLP」を設立し、アメリカの保証会社Film Financesと契約。
補償会社は、予算内で作品が完成するよう撮影の進捗状況などを徹底管理し、
予算をオーバーした場合は追加資金を負担するのですが、
問題があると判断した場合は、監督を交代させる権利を持つというもの。
これはアメリカでは割と頻繁に用いられる制作方式で、予算の心配をしながら制作しなくて済むということ以外に、
最終決定権を補償会社が持つため、話し合いで行わなければならない制作委員会に比べて
シンプルな構図になるというメリットがあるようです。
この制度は日本映画界全体から注目を集めており、3月24日には経済産業省主催のシンポジウムも行われる予定になっています。
映画「レイン・フォール/雨の牙」は、バリー・アイスラー(Barry Eisler)の日本を舞台にしたハードボイルド小説「雨の牙」第1作目を原作に、
暗殺者ジョン・レインが、殺しの依頼を受けたことから政権汚職と利権をめぐる陰謀に巻き込まれていくという物語。
日系アメリカ人の暗殺者ジョン・レイン役を椎名桔平、
レインを追うCIAアジア支局長ホルツァー役をゲイリー・オールドマン(Gary Oldman)が演じます。
監督・脚本は「トウキョウソナタ」で脚本を担当したマックス・マニックス(Max Mannix)。
撮影は、2008年4月28日にクランク・インし、
6月中旬まで秋葉原や有楽町など東京都内35カ所でロケを実施。
報道に拠ると、劇中の台詞は7割程度が日本語で、英語は全体の3割程度とのこと。
映画「レイン・フォール/雨の牙」は、4月25日より全国にて公開。
●小説:レイン・フォール/雨の牙 |
●DVD:レイン・フォール/雨の牙 |
●「レイン・フォール/雨の牙」
原題:Rain Fall
公開:2009/4/25
配給:ソニー・ピクチャーズ
監督:マックス・マニックス
脚本:マックス・マニックス
原作:「雨の牙」バリー・アイスラー
出演:椎名桔平/長谷川京子/ゲイリー・オールドマン/柄本明/ダーク・ハンター/清水美沙/中原丈雄/若松武史/小木茂光/浜田晃/平山祐介/坂東工