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2009年3月11日
■オバマが贈った25本のアメリカ映画
イギリスのブラウン首相が首脳会談でアメリカを訪れた際、オバマ大統領から25本のアメリカ映画DVDを贈られたそうです。
3月3日、アメリカは麻生首相に続いて2人目の外国首脳としてブラウン英首相を招き、米英首脳会談が行われましたが、
その際にオバマ大統領がブラウン首相にアメリカ映画25本のDVD-BOXを贈ったそうです。
贈った作品名は公表されていませんが、イギリスのdailymailがBOXの内容を発表しています。
01「市民ケーン」
02「ゴッドファーザー」
03「カサブランカ」
04「レイジング・ブル」
05「雨に唄えば」
06「風と共に去りぬ」
07「アラビアのロレンス」
08「シンドラーのリスト」
09「めまい」
10「オズの魔法使い」
11「街の灯」
12「捜索者」
13「スター・ウォーズ」
14「サイコ」
15「2001年宇宙の旅」
16「サンセット大通り」
17「卒業」
18「キートン将軍」
19「波止場」
20「素晴らしき哉、人生！」
21「チャイナタウン」
22「お熱いのがお好き」
23「怒りの葡萄」
24「E.T.」
25「アラバマ物語」
To my special friend Gordon, 25 DVDs | Mail Online
おなじみの名画が並んでいますが、逆に言うと古い映画ばかりですね。
90年代以降のハリウッド映画で、ここに割って入る作品があるかと考えると難しい感じがしますし、
最近のハリウッド映画低迷が伺い知れるリストになってしまった印象も。
ところで、この件に関するイギリス・メディアの記事は「世界一リッチな国のリーダーからDVDをもらうなんて！」といった趣で、どれも非常に辛辣でした。
なぜかということを考えると、DVDは一国のリーダーが贈るような物ではないということ、
ブラウン首相は左目を失明していること、アメリカとヨーロッパはDVDのリージョンコードが違うこと、などが思いつきます。
また報道に拠れば、ブラウン首相はオバマ大統領の娘にドレスとネックレスをプレゼントしたのに対し、
オバマがブラウンの息子にプレゼントしたのは、ヘリコプターのプラモデルだったそうです。
日本のマスコミは、オバマは麻生首相の時と違ってブラウン首相には厚遇だったという報道が多い印象ですが、実際のところは少々違ったようですね。
コメント欄のあるイギリスのメディアサイトを見たところ、
大統領に代わってアメリカ人が謝罪のコメントを多数寄せていたのが印象的でした。