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2009年3月27日
■まるまる映画
邦画大手5社が、デジタルテレビ向けのVOD配信サービス「アクトビラ」で
日本映画を配信する「まるまる映画」を昨日開始しました。
「まるまる映画」とは、
角川、松竹、東映、東宝、日活という邦画5社が、
インターネットに接続した家庭のデジタルテレビ向けに
配信サービスを行っている「アクトビラ」において、
5社が保有する約1万2000本の映像ライブラリーの中から、厳選した映画を配信するもの。
配信する映画は、毎月1日に6作品ずつ更新。
サービス開始時の3月26日には、
角川「犬神家の一族(1976年版)」「汚れた英雄」、
松竹「CASSHERN」、東映「バトル・ロワイアル」、
東宝「大学の若大将」、日活「鷲と鷹」の6本を配信。
最初の更新日となる5月1日からは、
角川「大怪獣ガメラ」、松竹「宇宙大怪獣ギララ」
東映「極道の妻たち」「宇宙からのメッセージ」
東宝「空の大怪獣ラドン」、日活「大巨獣ガッパ」の6本を追加。
映像の配信は、ダウンロードした回数に応じて課金する「PPV(ペイ・パー・ビュー)」方式。
配信方式はストリーミングで、ビットレートはHD作品が6Mbps、SD作品が3Mbps。
料金は、HD作品が630円、SD作品が420円で、1作品当たりの視聴時間は48時間。
アクトビラは、NHKオンデマンドのテレビ向け配信も行っていますし、
「まるまる映画」は大手映画会社5社によるテレビへの映画配信ということで、
大きな期待を寄せていたのですが、
作品数・ラインナップ・価格ともに、やる気がないならやらなければいいのに・・・
と思わざるを得ないものになっていますね。
こうした事業を開始するのであれば、
今後の展開に期待を持たせる名画をラインナップするか、
DVDなどのパッケージで普及していない作品を見られることを売りにするかだと思うのですが。
上手くやれば広く普及しそうな試みにも思えるだけに、
ちょっと残念な感じもします。