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2009年2月25日
■プロ紙芝居師は高収入のワケ
夕刊フジが「年収1000万円!? プロ紙芝居師は高収入のワケ」という記事を掲載しています。
昔は、あちらこちらで見かけたらしい紙芝居。
最近、というより数十年前からすっかり見ることができなくなってしまいましたが、
今でもプロの紙芝居師として活躍している方の中には、
高収入を得ている人もいるようです。
かつて5万人はいたというプロの紙芝居師も、いまや全国で数えるほどに。 その一方で、昭和のレトロ感を求める公演依頼が増えており、独立採算制で高収入も夢ではないという。 京都を中心に40年近く活動し、年収1000万円以上を稼ぎ出す紙芝居師、安野侑志さん(65)に、その魅力を聞いた。
記事に拠ると、2003年までは年収500〜600万円くらいだったそうですが、
2004年に文部科学省の"お墨付き"をもらって信用が生まれ、大きな転機になったとのこと。
それまで5〜10万円ほどだった公演料が20万になり、今では30万円に。
町内会などは5万円程度が限界ながら、企業のイベントなどを考えると、
芸能人を呼ぶことを考えれば20〜30万円は安いもの、ということです。
1回の語りは通常15−30分。語りが複数回に及んだり準備や後片付けなどで、 会場での一日仕事になることは多いが、「体力的にしんどいとはまったく感じない」。大きなイベントでなくても、1件3万円前後の公演ならば全国各地で引く手あまたといい、
安野さんは「初心者でもこまめに営業すれば、年収1000万円も目指せる」と太鼓判を押す。安野さんらは後継者育成と雇用創出を目的に、プロの紙芝居師養成のためのオーディションを3月11日、大阪市北区の天神橋筋商店街にある「天三おかげ館」で行う。
問い合わせは、漫画家学会大阪営業所(TEL06・6539・9211)。
プロ紙芝居師は高収入のワケ:ZAKZAK
安野侑志は「紙芝居のヤッサン」として、この業界では有名な人のようで、
それだけの実力を持っているからこそなのだと思いますが、
読むと簡単なようにも思えるものの、年収1000万円というのはすごいですね。
安野侑志は1943年生まれということですから、
おそらく子供の頃に街頭で紙芝居を見て育った世代ではないかと思うのですが、
失われつつある文化を、自ら開発しつつ継承していく方の強さを垣間見る感じですね。