演劇ニュース

これは、海外の複数のメディアなどが伝えているもの。
「四重人格」(Quadrophenia)は、1965年のイングランドを舞台に、四重人格のMods少年ジミーを描いた、
イギリスのバンドThe Whoが1973年に発表したコンセプト・アルバム。
同じThe WHOの「TOMMY」などと並び、いわゆるロック・オペラの代表的な作品と言われており、
1979年には同タイトルで映画にもなっています。(日本では「さらば青春の光」というタイトル)

この「四重人格」がイギリスで舞台化され、今年の5月〜11月にかけて全英ツアーが上演されるようです。
公演は5月にPlymouth Theatre Royalで幕を開け、11月のREADING Hexagonまで各地で連続して上演される予定。

「四重人格」の舞台化は、何年も前から話題となっていましたし、
6〜7年前には、ピート・タウンゼントがデモ音源をサイト上で公開したことも。
（探してみましたが、現在は見当たりませんでした。）
アメリカ・ロスエンジェルスでは2006年末に限定上演された模様ですが、今回の公演が、本国イギリスでの初公演となります。

同じくロックオペラの「TOMMY」は、
ミュージカルの作品としてブロードウェイで上演され、
2007年には、いのうえひでのり演出・中川晃教主演で日本版も初演されましたが、
この「四重人格」の報道をみた限りでは「ミュージカル」という文字はほとんどみかけず、「stage」という表現がほとんどでした。
ちなみに、キャストは現地の若い俳優になる模様ですが、現在のところ具体的な名前は発表されていません。

●Quadrophenia

●さらば青春の光

●舞台「Quadrophenia」
日程：2009/5/11〜　Plymouth Theatre Royal
作詞：Pete Townshend
作曲：Pete Townshend
脚本：Jeff Young
脚色：Jeff Young/John O'Hara/Tom Critchley
演出：Tom Critchley
出演：

●映画「さらば青春の光」
原題：QUADROPHENIA
公開：1979/11　イギリス映画
監督：フランク・ロッダム
出演：フィル・ダニエルズ/レスリー・アッシュ/マーク・ウィンゲット/スティング