広告

2009年2月16日

■第59回ベルリン国際映画祭

第59回ベルリン国際映画祭の授賞式が14日行われました。

今回は、最高賞の金熊賞を競うコンペティション部門出品作の中では、
陳凱歌(チェン・カイ・コー)監督の「花の生涯 梅蘭芳」に
安藤政信・六平直政などが出演していますが、日本からの出品作はなし。
金熊賞には、スペイン・ペルー合作映画
「ミルク・オブ・ソロー」(クラウディア・ローサ監督)が選ばれました。
また、「ギガンテ」(アドリアン・ビエニス監督)が最優秀新人作品賞など3つの賞に輝いています。
審査委員長は、英女優のティルダ・スウィントン。

コンペ以外の部門では、園子温監督の「愛のむきだし」が、
革新的なテーマを創造的手法で描いた作品に贈られる「カリガリ賞」と、
「国際批評家連盟賞」のダブル受賞を果たしました。
園子温監督は、今回が3度目のベルリン映画祭で、
両賞は、いずれも映画祭事務局とは違う外部の組織が運営する賞。
「愛のむきだし」は、上映時間が3時間57分と非常に長いために劇場公開が難しい模様で、
現在は東京・渋谷のユーロスペースのみでの上映となっていますが、
近日中に福岡・大阪でも上映開始予定。

その他、今回のベルリンでは
橋口亮輔監督「ぐるりのこと。」、舩橋淳監督「谷中暮色」、
想田和弘監督「精神」、市井昌秀監督「無防備」などの日本映画が上映されています。


▼第59回ベルリン国際映画祭
金熊賞:「ミルク・オブ・ソロー」クラウディア・ローサ監督
銀熊賞:「エブリワン・エルス」マレン・アデ監督)
    「ギガンテ」アドリアン・ビニエツ監督
監督賞:アスガル・ファルハディ監督「アバウト・エリー」
女優賞:ビルギット・ミニシマイアー「エブリワン・エルス」
男優賞:ソチギ・クヤテ「ロンドン・リバー」
脚本賞:オーレン・ムーヴァーマン監督等「ザ・メッセンジャー」
芸術貢献賞:「カタリン・バルガ」の音楽担当者2人
アルフレッド・バウアー賞(革新賞):「ギガンテ」「タタラーク」アンジェイ・ワイダ監督

「愛のむきだし」
公開:ユーロスペース(東京)
   第七藝術劇場(大阪)(2/28公開)
   KBCシネマ(福岡)(3/7公開)
配給:ファントム/日本映画
監督:園子温
出演:西島隆弘/満島ひかり/安藤サクラ/渡辺真起子/渡部篤郎/岩松了/板尾創路
DVD:愛のむきだし
愛のむきだし [DVD]


ベルリン国際映画祭 オフィシャルサイト
ベルリン国際映画祭歴代受賞作 amazon
ベルリン国際映画祭歴代受賞作 レンタルDVDぽすれん
ベルリン国際映画祭歴代受賞作 レンタルDVD DMM

関連する演劇・ミュージカルニュース

「第59回ベルリン国際映画祭」奥付

  • Posted : 2009年2月16日 00:08
  • Tag : /
  • Prev : « 幸せ最高ありがとうマジで!
  • Next : 四重人格 »
  • Category : 映画祭 | 演劇ニュース | シアターリーグ