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2008年11月15日
■SHOGUN MACBETH
オフ・ブロードウェイで、マクベスの舞台を鎌倉時代に移した「Shogun Macbeth」という芝居が上演されています。
これは、パン・アジアン・レパートリー・シアター(Pan Asian Repertory Theatre)による32回目の上演。
「レパートリー・シアター」とは、あるジャンルの劇などを定期的に上演する劇団等を指すもので、
同団体は、アメリカでアジアの演劇を上演する劇団・プロダクションのようです。
「Shogun Macbeth」は、シェイクスピアの悲劇「マクベス」の物語を、
日本の鎌倉時代に移したもので、同公演はリバイバルとのこと。
オフィシャルサイトのキャストを見ると、
筆頭がマクベス(MacBeth)、次いでマクベス夫人(Fujin MacBeth)、
琵琶法師(Biwa Hoshi)となっており、
マクベス夫婦の横に埴輪のような仏像が並んで写っているという、非常に奇妙な写真が掲載されています。
MySpaceに掲載されているチャンバラシーンの動画も微妙な感じですし、なんだか誤解されている日本の典型のような・・・
しかし、ニューヨークタイム紙にもレヴューが掲載されているなど、
オフの作品にしては多くのアメリカのメディアで取り上げられている感じで、
日本の文化が紹介されて嬉しくも思いますが、何故だか何だか複雑な気分も。
日本にいる私は観劇することができませんので、どなたか日本人の方のレヴューが現れることを期待したいと思います。
●Pan Asian Repertory「SHOGUN MACBETH」
日程:2008/11/4〜12/7 the Julia Miles Theater
演出:Ernest Abuba
脚本:William Shakespeare
脚色:John R. Briggs
振付:Michael G. Chin
日本化:Sachiyo Ito
出演:Kaipo Schwab/Rosanne Ma/Tom Matsusaka/Shigeko Suga