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2008年11月24日
■変わる劇場地図
読売新聞21日夕刊に「変わる劇場地図」という記事が掲載されています。
記事では、新宿、高円寺・中野、森下という東京都内3地域で、
昔からある小劇場が姿を消す一方、新たな劇場が出来ることに触れ、
東京都内の劇場地図は様変わりしつつあることを記しています。
新宿では、「シアタートップス」が来年3月、「新宿コマ劇場」と併設の「シアターアプル」が年末に閉館。
森下でも「ベニサン・ピット」も来年1月末で閉館予定となっています。
一方、高円寺・中野では・・・
杉並区が来年5月、高円寺にオープンする「座・高円寺」は、劇作家を中心にした非営利組織(NPO)が指定管理者となり、ユニークな運営方針を掲げる。主催・提携公演を割安で見られる回数券を発売。固定客を育てるほか、劇場スタッフらを育成する学校も開設する。劇場内のカフェに絵本500冊をそろえ、子供も気軽に立ち寄れるようにする。
佐藤信(まこと)・芸術監督は「絵本の読み聞かせなど芝居以外のこともやりたい。回数券制度は、公共劇場への助成を直接、目に見える形で還元するため」と話す。
自前で制作する舞台は年1本程度。それ以外は他の劇場で上演された秀作を再演する。「どういう作品を取り上げるかで個性は出せる」と佐藤芸術監督。こけら落としは、井上ひさし作、渡辺美佐子主演の一人芝居「化粧 二幕」の再演だ。
JR中央線沿線では、中野の「ザ・ポケット」「劇場MOMO」隣にも来年10月、新劇場「テアトルBONBON」「劇場HOPE」が開場予定。四つの小劇場が集まる拠点が誕生する。
変わる劇場地図 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
これまで、大劇場や大規模な商業演劇は日比谷、
中小の劇場や芝居小屋、劇団などは下北沢を中心に、
新宿・吉祥寺を結ぶ京王線・小田急線沿線がメッカという印象でしたが、
劇場の閉館・開館を見ていると、少しずつ変化が訪れている感じがします。
今後、下北沢の街作り再開発が実施されてしまった場合、さらに大きな影響が出てくるのかもしれませんね。
■演劇ニュース: 新宿コマ劇場・シアターアプル閉館(2008/5/28)
■演劇ニュース: ベニサン・ピット閉館(2008/8/9)
■演劇ニュース: THEATER/TOPS閉館(2008/9/6)
■演劇ニュース: 首都圏 個性豊か 劇場ラッシュ(2007/9/14)
■東京の劇場
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