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2008年10月 3日
■三本木農業高校、馬術部
長渕剛と志穂美悦子の長女・長渕文音のデビュー作となる映画
「三本木農業高校、馬術部」が4日から公開されます。
青森県立三本木農業高等学校の馬術部に所属する女子高生、菊池香苗。
彼女が世話をするのは視力を失いかけたタカラコスモス(通称コスモ)。
猜疑心が強くなかなか懐こうとしないコスモに手を焼きながらも献身的に世話を続ける日々。
やがてコスモは香苗の愛に応えるように心を開き、ふたりは強い絆で結ばれていく。
映画「三本木農業高校、馬術部」は、
青森県十和田市に実在する三本木農業高校の馬術部を舞台に、実話を基にした物語。
撮影は2007年4月にクランクイン。
2008年2月までの約1年間にわたり、実際に青森県立三本木農業高校で撮影が行われました。
主役の香苗役を務めるのは、
長渕剛と志穂美悦子の長女・長渕文音(ながぶちあやね)。
彼女は、本作が女優デビュー作で、馬術経験もゼロだったそうですが、
撮影前から猛練習を重ね、乗馬シーンもスタントを使わず、すべて本人がこなしたそうです。
私も試写で鑑賞しましたが、
純朴な物語ながら非常に感動する、とても良い映画でした。
あらすじ以上のことは何も起こりませんが、感動を煽るような余計な演出も少なく、
馬と人の触れあい、成長がそのままカメラに収められた感じで、
感動の涙なくして観ることのできない作品です。
特に、長渕文音の実際の成長を映画の流れの中で感じられ、
彼女にとっても恵まれたデビュー作となったように思います。
しかし、こうした自然の映像が美しい映画を観ると、
アナログ作品であるのが非常に残念に感じられます。
家庭のテレビでは強引にデジタル化が進められていますが、
お金を払って観に行く映画館やその業界こそ、
早くデジタル化を進めてもらいたいなぁと思ってしまいます。
監督は「半落ち」「夕凪の街 桜の国」などの佐々木清。
ともかく、近年の邦画・感動作の中ではお薦めできる一本だと思います。
(c)2008「三本木農業高校、馬術部」製作委員会 |
●三本木農業高校、馬術部
公開:2008/10/4
配給:東映/日本映画/117分
監督:佐々部清
原案:橘内美佳「私、コスモの目になる!」
脚本:岡田茂/佐々部清
出演:長渕文音/柳葉敏郎/奥村知史/森田彩華/西原亜希/小林裕吉/吹越満/原日出子/伊嵜充則/黒谷友香/松方弘樹
チケット:[][]
メインテーマ:「君がくれた時間」押尾コータロー
主題歌:「この胸に・・・」STGM
製作・著作:「三本木農業高校、馬術部」製作委員会
DVD:三本木農業高校、馬術部 ~盲目の馬と少女の実話~
●映画オフィシャルサイト
●長渕文音オフィシャルサイト