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2008年9月 4日
■雑誌「ロードショー」休刊
集英社は映画雑誌「ロードショー」の休刊を発表しました。
「ロードショー」(ROAD SHOW)は、1972年3月21日に創刊された集英社が発行する映画雑誌。
主に洋画の俳優を取り上げたグラビアがメインで、創刊時は21万8,000部、
「E・T」を特集した1983年2月号では最高となる35万5,000の部数を記録しましたが、
最近は平均5万部ほどになっていたとのこと。
そして、11月21日発行の2009年1月号をもって休刊になることが発表されました。
先日、演劇雑誌「Top Stage」の休刊もありましたが、
今度は映画雑誌の代表格である「ロードショー」も休刊。
その他のジャンルでも雑誌休刊の報が相次いでいますし、
数年前から厳しい、厳しいと言われていた雑誌業界ですが、
ついに表面化してきた感じですね。
とくに、情報誌はネットの普及で苦戦が強いられるのはわかりますが、
グラビア誌に近い「ロードショー」が休刊してしまうのは、
少々衝撃的でもある感じがします。
電通による調査「日本の広告費」によると、
2007年の雑誌広告費は4,585億円で対前年比96%。
これは新聞・ラジオ広告に次ぐ広告費の低迷になっています。
3媒体とも、2001年以降は対前年比マイナスが続いており、
今後もこうしたニュースが相次ぐのは避けられそうもなさそうな感じですね。
▼2008年に休刊が発表された月刊誌
映画雑誌「ロードショー」(集英社)
演劇雑誌「Top Stage」(東京ニュース通信社)
男性向け雑誌「PLAYBOY日本版」(集英社)
男性向け雑誌「KING」(講談社)
男性向け雑誌「ラピタ」(小学館)
女性向け雑誌「BOAO」(マガジンハウス)
女性向け雑誌「style」(講談社)
女性向けファッション誌「GRACE」(世界文化社)
主婦向け雑誌「主婦の友」(主婦の友社)
総合誌「月刊現代」(講談社)
クロスワードパズル誌「クロスワードin」(講談社)
コミック誌「マガジンZ」(講談社)
コミック誌「週刊ヤングサンデー」(小学館)
コミック誌「Judy」(小学館)
オピニオン誌「論座」(朝日新聞社)
ジャーナリズム誌「広告批評」(マドラ出版)
転職情報誌「ビーイング」(リクルート)
■演劇・映画雑誌
■オンライン書店
●集英社 ロードショー オフィシャルサイト
●雑誌「ロードショー」一覧 Amazon
●ROADSHOW (ロードショー) 2009年1月号