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2008年7月16日
■舞台「パッシング・ストレンジ」映画化
スパイク・リー監督は、ブロードウェイで上演中のミュージカル「パッシング・ストレンジ」を映画化することを発表しました。
スパイク・リー(Spike Lee)は、「ドゥ・ザ・ライト・シング」「25時」「マルコムX」などで有名な映画監督。
今回、自ら監督・プロデューサーを務め、「パッシング・ストレンジ」を映像化することを発表しました。
「Passing Strange」は、2004年のサンダンスから出発した作品で、
2006年カリフォルニア、2007年オフ・ブロードウェイでの上演を経て、
ブロードウェイでは2008年2月28日に開幕し、現在もBelasco Theatreで上演中。
トニー賞では7部門でノミネートされ、脚本賞を受賞しています。
※追記
残念ながら7月20日での閉幕が決まってしまいました。トータルで165公演でのクローズとなります。
物語は、黒人男性が中流階級の暮らしを捨て、芸術の自由と自分自身を探して海外に旅立つという人間ドラマで、
ブラックミュージカルやフォークなどの要素も取り入れたロック・ミュージカル。
作詞・作曲・脚本はアフリカ系アメリカ人ミュージシャンのステュー(Stew)で、
自らのこれまでを描いた、半自伝的かつフィクションの作品だということです。
なお、このスチューことマーク・スチュワート(Mark Stewart)は、
イギリスのバンド「The Pop Group」のヴォーカリストだったマーク・スチュワートとは別人です。
映画は、既にチケットが売り出されている7月19日の2公演と、
映画のために上演される数回の舞台を撮影する模様。
現地の報道に拠ると、スパイク・リー監督は、この作品を後生に残したいから映画化を企画した、とコメントしています。
※追記：テレビ映画として2009年に放映されました。
●Original Broadway Cast |
●Stew Something Deeper Than These Changes |
●「Passing Strange」
上演：2008/2/28〜7/20 Belasco Theatre
作詞・脚本：Stew
作曲：Stew / Heidi Rodewald
演出：Annie Dorsen
出演：De'Adre Aziza / Daniel Breaker / Eisa Davis / Colman Domingo /Chad Goodridge /Rebecca Naomi Jones /Stew