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2008年7月14日
■2008年上半期の映画興収
今年上半期の映画興行収入が、前年同期比13.5%減と、大きな落ち込みとなっているそうです。
日本映画製作者連盟によると、大手13社が今年1月〜5月に公開した映画の総興行収入は約677億円(前年同期比13.5%減)。
うち邦画はほぼ横ばいだったが、洋画は約342億円で21.5%と大きく落ち込んだ。
公開本数(6月28日まで)の累計は427本とほぼ例年並みだが、洋画は207本で前年同期比で約30本も増えたのに興収は逆に低迷。
産経新聞(7/13)
1980年代〜90年代前半、映画の年間興行収入はだいたい1,600億円程で推移していたのですが、
ここ数年は再び映画人気が高まり、毎年2,000億円程の興収を残しています。
しかし今年は、この上半期の調子でいくと以前の水準にまで戻りそうな感じですね。
洋画と邦画を比較してみると、
2002年に邦画533億円:洋画1,434億円と大きな差があった興収が、
2006年には邦画1,079億円:洋画949億円と逆転。
昨年は若干洋画が盛り返し、邦画の興収を上回りましたが、
今年は既にこれだけの差がついている上、
現在は「花より男子ファイナル」が大ヒット中、
さらに7/19からはスタジオジブリ最新作「崖の上のポニョ」も控えていますから、
今年は邦画が洋画を圧倒しそうな勢いですね。
この結果は、ここ数年洋画、特にハリウッド映画が、
無駄にお金ばかりかかった大作や、安易な続編ばかりが目立ち、
単純におもしろくなくなったからのように思えますが、
アメリカでは今年、映画の興行成績が好調とのこと。
単に、経済不況・ガソリン代の高騰などで、
レジャーの行方が不況に強い映画へとなっているだけかもしれませんけれども、
それにしては同じような状況の日本では映画が低迷していますよね。
これも、都市型の映画館が減少し、
自動車で出かけなければならない郊外型シネコンが増加した影響なのでしょうか。
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