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2008年7月30日
■韓国映画界・上映作の9割が赤字
夕刊フジが「韓流"終焉"!? 韓国映画界、上映作の9割が赤字」という記事を掲載しています。
大手映画館の集計によると、観客数は昨年、11年ぶりに減少に転じ、前年より920万人少ない1億6600万人に減った。
多いようだが、韓国映画に限れば2700万人の激減だ。
輸出額も2005年の3分の1の2400万ドル(約25億円)に落ちた。
公開された112本中、99本が赤字という低迷ぶりだ。
映画不況の原因は何か。
業界では、自国映画の上映を義務付ける保護策が米国の反対で縮小されたことを主因に挙げる。
だが、それ以上に市場を圧迫しているのが盗撮映像が広く出回っていることだ。
韓流に詳しいライターの児玉愛子さんは「映像が粗い盗撮らしき映像が公開中にネットで出回っている」と指摘する。
若者を中心に映像をタダでダウンロードしてしまい、映画館に足を運ばなくなっているのだ。
韓国映画振興委員会は不法ダウンロードや海賊版DVDによる損失は
映画産業全体の3分の2に匹敵する9000億ウォン(約1000億円)に上ると推算する。
iza!
韓流ブームと言われていた頃は、
アメリカ映画より多いんじゃないかと思うほどの韓国映画が
日本にも入ってきていましたが、最近はその数も減っているのが明らか。
当時は、日本以外のアジア各国でも韓国映画は人気だったようですから、
そうした海外マーケットの縮小というのも大きいかもしれませんね。
2000年頃の韓国映画「シュリ」「カル」「猟奇的な彼女」などは
かなりおもしろい映画だったのですが・・・
ブームの大元「冬のソナタ」を中心に、
韓国作品=ベタな恋愛・人間ドラマ、という構図を脱却できなかったのでしょうか。
それより何より、違法ダウンロードや海賊版といったものの損失額の大きさに驚きます。
1人1人がコンテンツに対価を支払うことで、その文化が成立しているという
著作権に対する当然の意識が低いのでしょうか。
日本の映画や音楽に関しても、著作権侵害が韓国や中国を中心に問題になっていますし、
世界レベルで、創作者や創作物の権利を守る術の確立が重要になってきますね。