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2008年6月22日
■「NINAGAWA 十二夜」ロンドンで上演
蜷川幸雄演出の歌舞伎「NINAGAWA 十二夜」が、
2009年3月にロンドン公演を行うことになったと、マスコミ各社が報道しています。
蜷川幸雄演出、尾上菊之助主演で話題を呼んだ歌舞伎「NINAGAWA十二夜」が来年3月にイギリス公演を行うことになった。
平成に誕生した新作歌舞伎、日本版「十二夜」がシェークスピア劇の本国に乗り込む。
今井豊茂が脚本を書いた「十二夜」は、国際的な演出家となった蜷川が初めて歌舞伎を演出した記念すべき作品。
シェークスピアの名作を歌舞伎の世界に移し、蜷川が鏡などを使った斬新な演出を行った。
菊之助が琵琶姫(ヴァイオラ)、獅子丸(シザーリオ)の男女2役に扮(ふん)することでも人気を得た。
●MSN産経ニュース
詳しい情報はまだ発表されていませんが、報道に拠ると
文化庁の国際芸術交流支援事業に選出され、海外公演が実現する模様。
上演されるのはロンドンのバービカンシアター(Barbican Theatre)ということです。
「NINAGAWA 十二夜」は、
2005年7月に歌舞伎座で初演、2007年には博多座・歌舞伎座で再演されています。
私のわかる範囲での蜷川幸雄の海外公演は、
2001年6月「近代能楽集」ロンドン・バービカンシアター、
2003年3月「ペリクリーズ」ロンドン・ナショナルシアター、
2004年11月「ハムレット」ロンドン・バービカンシアター、
2007年4月「コリオレイナス」ロンドン・バービカンシアター、に続いてのものとなります。
※追記
2008/9/16、帝国ホテルで蜷川幸雄・尾上菊五郎・尾上菊之助の記者会見が行われ、
2009年のロンドン公演が発表されました。
公演は、日英修好150周年記念事業として、
ロンドンのバービカンシアターで3月24日から28日まで5回上演。
松竹の歌舞伎の海外公演は61回目、海外作品を歌舞伎化しての上演は初。
蜷川幸雄のロンドン公演、同地での歌舞伎公演は共に9回目、
尾上菊五郎の海外公演は1990年の東南アジア公演以来、
尾上菊之助の海外公演は2004年のパリ公演以来ということです。
また、6月に新橋演舞場、7月に大阪松竹座で凱旋公演が行われることも併せて発表されました。
なお、バービカンセンターは客席の勾配がきつく、
花道を作ることができないので、花道無しの演出になるそうです。
※2009/2/20追記
英語版のオフィシャルサイトが開設されました。
歌舞伎のオフィシャルサイトである「歌舞伎美人(かぶきびと)」の中に作られています。
●Twelfth Night
●NINAGAWA 十二夜
日程:2005/7/07〜7/31 歌舞伎座(東京)
2007/6/05〜6/28 博多座(福岡)
2007/7/07〜7/29 歌舞伎座(東京)
2009/3/24〜3/28 バービカンシアター(ロンドン)
2009/6/07〜6/28 新橋演舞場(東京)
2009/7/05〜7/27 大阪松竹座(大阪)
演出:蜷川幸雄
出演:尾上菊五郎/尾上菊之助/中村時蔵/中村翫雀/中村錦之助/市川亀治郎/坂東亀三郎
チケット:[東京][大阪]
■蜷川幸雄が歌舞伎演出(2005/4/18)
■「コリオレイナス」ロンドンで上演(2006/8/31)
■蜷川幸雄
■シェイクスピア
■歌舞伎
●Barbican Theatre
●オフィシャルサイト