演劇ニュース

「高校生友情プライス」は、高校生3人以上で映画を見に行くと、
入場料が1人あたり￥1,500から￥1,000になるサービス。
映画関連団体が劇場に足を運んでもらうために開始した
映画館に行こう！実行委員会による割引企画で、この高校生向けの割引と、
夫婦どちらかが50歳以上なら2人で￥2,000という
「夫婦50割引」の2つのサービスが、ほぼ全国の映画館で行われています。

「映画館へ行こう！」実行委員会は　高校生を対象にした映画料金割引システム「高校生友情プライス」を2009年6月末で終了する方針を決定した。
同割引は、2006年にスタート。なかなか利用者が増えないこともあって、今年7月〜09年6月を最後の実施としたもの。

記事中には2006年スタートとありますが、
実際は2005年7月から1年間の予定でスタートしています。
終わってしまうのは来年の6月ということは、今年7月からは継続されるようですね。

同実行員会によると、この割引を利用している高校生は、現在では全体の0.8％ほど。 人数的には100万人を超えているものの、そのパイがどうしても増えないのだという。 ３人で集まって映画を見に行く機会は少ないのでは、という見方もあり、終了を決定したとみられる。

同委員会が行っている割引は他に、夫婦のうち１人が50歳以上の場合は２人で2000円で見られる「夫婦50割引」がある。こちらは現在、全入場者の７％ほどで、スタート時（05）の約４％からある程度の伸びを見せている。この割引は今後とも続行の方向性で、高校生友情プライスとは、実に好対照だ。
Variety Japan

高校生友情プライスはずいぶん利用者が少ないですね。
これは、PRが少なく認知度が低いということと、
映画というのは2人で行くことが圧倒的に多いと思うので、
3人という人数設定に問題があるように思えます。

今後、学生向けに別の割引企画が設けられるのかもしれませんが、
それよりも単純にチケット代を安くすることはできないのでしょうか。
現在、高校・大学生の一般的なチケット代は￥1,500ですが、
これは前売りチケットとほぼ同額で、あまり格安感がないような気がします。
自分が学生だったときのことを考えても、
￥1,200くらいだったらもっと気軽に映画館に足を運んだんじゃないかと思うのですが。

●映画館に行こう！
■映画前売り割引チケット
■高校生3人以上で映画が1人￥1,000(演劇ニュース2005/6/22)
■映画館に行こう！キャンペーン続行(メルマガ2006/7/26)