広告
2008年5月15日
■大学院で劇場支配人育成
九州大学大学院の芸術工学府に、ホールや劇場を運営する人材を育成する
「ホールマネジメントエンジニア育成ユニット」が設置されました。
「ホールマネジメントエンジニア(HME)」とは劇場・ホールなどの文化施設の総支配人的人材(劇場支配人)であり、 その施設の音響、照明、舞台機構をはじめとする工学的側面の基礎知識を有し、 その施設で催される文化芸術コンテンツに精通し、それら催しのプロデュース能力およびその施設の管理運営能力を有する人材である。
このような人材を本学府芸術工学専攻コミュニケーションデザイン科学コースの副専攻として開設するものです。
この副専攻を修了した学生には「HME育成ユニット」修了の認定を行い、各種文化施設で活躍することが期待されています。
九州大学大学院 芸術工学府
講座では、文化・芸術・経営といった面だけでなく、
音響や照明などの具体的な面にも精通した人材を育成するのが目的の模様。
多くのホールでは、音響や照明などの設備管理運営は
専門業者に委託していることが多いのが現状ですが、
こうした知識をも得ることで、経営面と施設の管理運営面、
両方の能力を持った人材を輩出されることが期待されています。
講座は、大学院の専攻とは別に学ぶ副専攻として設置。
受講は、音響・照明など舞台機構の教育を受けた人はもちろん、
既にホール運営に携わっている社会人も受講可能。
もちろん全国初の試みで、
文部科学省の地域再生人材育成事業にも採用されているため、
社会人でも授業料は無料とのこと。
報道に拠ると、今期の受講生19人中15人が社会人だということです。
●九州大学大学院 芸術工学府 ホールマネジメントエンジニア育成ユニット
■俳優養成所
■舞台製作/大道具・小道具・衣装
■舞台製作/音響・照明