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2008年4月14日
■現代語訳 歌舞伎名作集
歌舞伎の名作を現代語に翻訳した「歌舞伎名作集-現代語訳」が刊行されました。
初心者の方は、歌舞伎を観に行っても台詞がちゃんと聞き取れず、
物語を理解するのはイヤホンガイド頼り、ということが多いと思います。
そこで、それならばと原作本を読んでみても、
古い言葉が多くてやっぱり完全にはわかりづらいですよね。
そんな方のために、歌舞伎の名作10作を現代語に翻訳し、
全編のあらすじ・解説を付した「現代語訳 歌舞伎名作集」が発売されました。
著者は、歌舞伎史についての著書も多く、脚本家でもある小笠原恭子。
歌舞伎の入門書などはたくさん発売されていますが、
こうした書籍は、多少観劇慣れしている方にとっても楽しめそうですね。
最近は、舞台も現代流にアレンジしたものも増えてきましたし、
敷居が高いと思われがちな古典芸能も、わりと気軽に楽しめるかもしれませんね。
■歌舞伎入門書・DVDなど
●歌舞伎名作集-現代語訳
収録作
一番目 時代物(仮名手本忠臣蔵 山科閑居の場(九段目)
菅原伝授手習鑑 寺子屋の場(四段目)
義経千本桜 川連館、吉野山中(四段目)
妹背山女庭訓 山の段(三段目)
摂州合邦辻 合邦庵室の段(下の巻)
中幕 勧進帳(かんじんちょう)
二番目 世話物 天衣紛上野初花 入谷村蕎麦屋の場、同じく大口屋寮の場(六幕目)
双蝶々曲輪日記 引窓の場(八段目)
廓文章 吉田屋の場
篭釣瓶花街酔醒 吉原仲之町見初の場(五幕目)〜仲之町立花屋の場(八幕目)