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2008年3月22日
■治水特別会計でもミュージカル
国土交通省は、治水特別会計からも支出し、ミュージカルを上演していたということです。
これは、3月7日に共同通信など、3月18日に読売新聞などが伝えたもの。
国土交通省は、ダムや堤防を整備するための治水特別会計から約5億円を支出し、
治水事業を宣伝するミュージカルを2001〜2005年度に計104回公演していたとのこと。
同省によると、ミュージカルは一般の人にダムによる水資源の確保などの
大切さを理解してもらうのが目的で、
治水特会を使ったミュージカルも、劇団ふるさときゃらばんに依頼して行った模様です。
1回当たりの平均支出額は約500万円で、大半が無料公演だったということです。
3月7日のスポニチの記事では
治水と道路の財源から行われたミュージカルにより
「一つの劇団に10億円以上の国費が支払われた」と記しています。
なお、道路特定財源からミュージカルを上演した問題について、
3月18日の予算委員会で民主党の平野達男の質問に答えた冬柴鉄三国土交通相は、
責任者の処分を検討する考えを示しました。
この問題が国会で取り上げられたのが2月14日ですから、
1ヶ月も経って処分の「検討」が表明されたというわけです。
とても迅速で厳しい対応ですね。
ちなみに道路特定財源からは、ミュージカル以外にも
5年間で約23億8000万円もタクシーに使われていたり、
5年間で約1億8800万円も旅行費用に用いられていたり、
野球用具や電動マッサージ機が購入されたことなどが報じられています。