広告
2008年2月12日
■東京芸術劇場芸術監督に野田秀樹
東京都は、東京芸術劇場の初代芸術監督に野田秀樹が就任することを発表しました。
東京都では「10年後の東京」実現に向け、東京から世界へ新たな文化を創造・発信する文化施策に取り組んでいます。
その一環として、東京芸術劇場について、芸術文化の創造振興拠点としての劇場の役割を強化することとし、その企画及び推進の中心となる芸術監督を新設することといたしました。
初代の芸術監督として、野田秀樹(のだ ひでき)氏を迎えます。
なお、同氏は、本年4月から芸術顧問に就任の後、準備期間を経て芸術監督としての正式就任を予定しております。
東京都報道発表資料
2006年12月、東京都は「10年後の東京〜東京が変わる〜」として、10年後に向けて主に8つの目標を策定。
文化の面では「渋谷を映画館・劇場が集積する文化発信拠点に」などの
取組目標を定めており、今回の野田秀樹芸術劇場芸術監督就任もその一環の模様です。
2017年、渋谷に完成予定の日本最大のミュージカル劇場もこの計画の一部ということで、
様々な面から、10年後の東京へ向けたプログラムが動いているようです。
なお1月に東京新聞が、芸術劇場改修という報道をしましたが、
改修工事は2011年の予定になっており、
今後もしばらくは通常通り運営が行われるということです。
■東急文化会館跡地が日本最大のミュージカル劇場に
■野田秀樹
●東京芸術劇場
※追記
2月26日、都内で東京芸術劇場の初代芸術監督就任会見が行われ、
その席で4月から多摩美術大学の造形表現学部映像演劇学科(夜間)の
教授に就任することが、本人から発表されました。
大学では芝居の演技などを指導する予定だということです。
※追記
野田秀樹芸術監督就任記念プログラムとして、2009年夏の3公演が発表されました。
※追記
野田秀樹芸術監督就任記念プログラムとして、
バンコク・シアター・ネットワーク×東京芸術劇場共同制作「赤鬼」「農業少女」の公演が決まりました。
バンコク・シアター・ネットワーク(BTN)は、1997年に「赤鬼」への参加がきっかけとなり、タイで作られた現代演劇集団。
このタイ・バージョンが2009年11月に上演されます。
なお、この公演の模様はタイやラオスに同時配信され、東京の観客と現地の観客とのライブトークも予定しているとのこと。
●プロペラ「ヴェニスの商人」「夏の夜の夢」
日程:2009/7/2〜7/12 東京芸術劇場(東京)
作 :ウィリアム・シェイクスピア
演出:エドワード・ホール
●ミュージカル「天翔ける風に」
日程:2009/8/21〜8/30 東京芸術劇場(東京)
演出:謝珠栄
原作:野田秀樹「贋作・罪と罰」
出演:香寿たつき/山崎銀之丞/戸井勝海/今拓哉/阿部裕/平澤智/剱持たまき/福麻むつ美
●「ザ・ダイバー」(日本バージョン)
日程:2009/8/20〜9/20 東京芸術劇場(東京)
演出:野田秀樹
出演:大竹しのぶ/渡辺いっけい/北村有起哉/野田秀樹
●「赤鬼」「農業少女」
日程:2009/11/19〜11/23 東京芸術劇場(東京)
演出:プラディット・プラサートーン/ニコン・セタン
原作:野田秀樹
出演:マカムポム・シアターグループ/バンコク・シアター・ネットワーク
●「農業少女」
日程:2010/3/1〜3/31 東京芸術劇場(東京)
作 :野田秀樹
脚本:松尾スズキ
出演:多部未華子/山崎一/江本純子/吹越満