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2008年2月26日
■2007年度舞台芸術創作奨励賞
文化庁は22日、2007年度(第30回)舞台芸術創作奨励賞を発表しました。
優れた舞台芸術作品の創作活動を促進する目的で、
1978年に創設された文化庁創作奨励賞。
創設当初は音楽・舞踏などの部門もありましたが、
2004年からは、日本語の新作戯曲を対象とした
現代演劇の1部門のみで表彰を行っています。
しかし、演劇に対する民間の表彰制度が充実してきたとの理由により、
文化庁は「国による表彰は役目を終えた」として、
唯一残されていた演劇の部門も、今年を最後に廃止されることが決定しています。
そんなわけで、最後となった2007年度(第30回)舞台芸術創作奨励賞は、
応募数92作の中から選考、残念ながら特別賞の受賞者はなく、
佳作に東京都の多賀谷忠生「葛飾応為〜画狂人の娘〜」
京都の森嶋也砂子「染屋の女房」の2作が選ばれました。
贈呈式は3月4日に文化庁で行われる予定。
創作奨励賞は毎年応募が100作に満たない賞でしたし、
最近は地方自治体が主催する文学賞も増えてきています。
賞がなくなるのは残念ですが、
予算の面なども考え合わせるとやむを得ない判断なのでしょうね。
■2006年度舞台芸術創作奨励賞
■2005年度舞台芸術創作奨励賞
■2004年度舞台芸術創作奨励賞
■演劇賞・戯曲賞
●文化庁