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2008年1月 9日
■坂東玉三郎が中国昆劇と合同公演
五代目坂東玉三郎が、中国の伝統芸能・昆劇との合同公演を日本と中国で行うことになり、7日に都内で会見しました。
中国の伝統芸能といえば、200年程の歴史を持つ「京劇」が日本での公演も多く有名ですが、
昆劇は600年もの歴史を持ち、UNESCOの世界無形文化遺産に認定されている演劇です。
中国戯曲伝統の唄念做打(歌・台詞・仕草・立ち回り)という4つの要素が一体化した、
現代流に言うと歌劇に該当すると思われる舞台で、
京劇に比べて穏やかで繊細な舞・動きが特徴です。
この昆劇の劇団・蘇州昆劇院と五代目坂東玉三郎が、
今春日中で共演することが発表されました。
上演される演目は、昆劇の恋愛物大作「牡丹亭」の前半名場面と、
京劇の振りを取り入れて何度も演じてきた、玉三郎の創作舞踊「楊貴妃」。
「牡丹亭」では、玉三郎も中国語の台詞・歌を披露し、
昆劇の女形と場面ごとにヒロインを演じるということです。
●坂東玉三郎 中国・昆劇 合同公演
日程:2008/3/06〜25 南座(京都)
2008/5/06〜15 北京湖廣会館(中国)
チケット:[ぴあ]
※追記
シネマ歌舞伎として2009年5月30日より映画館で上映されることが決まりました。
シネマ歌舞伎特別篇「牡丹亭」 | 演劇ニュース