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2008年1月 5日
■2007年ブロードウェイ興収
ブロードウェイの2007年興行収入が、
9億3800万ドルの過去最高を記録したと発表されました。
2007年のブロードウェイでは、11月に19日間のストライキがあったものの、
前年比3.5%増の9億3800万ドルと史上最高の興行収入を記録。
観客動員も前年比2.7%増の1,229万人と史上最多を記録しました。
19日間も人気のミュージカルなどが休演したことを考えると驚くべき記録ですが、
これにはいくつかの要因があるようです。
まずは、ストライキ明けのクリスマスにかけてのホリデー・シーズンが
例年以上に好成績だったことが大きかったこと。
年末の1週間でミュージカル「ウイキッド」が180万ドルを売上げ、
ブロードウェイ1週間の売上げ記録を作った他、
「Jersey Boys」が常に満席となる程の大ヒットとなるなど、多くの作品が好成績を収めています。
また、この2作以外にも、ラストウイークには12作品、
例年あまり客足が伸びないクリスマス前の1週間にも7作品が
1週間で100万ドルを超える売上げとなっています。
クリスマス前の週に100万ドルを超えた作品は、上記2作と
「Dr. Seuss」「Young Frankenstein」「ライオンキング」
「メリー・ポピンズ」「リトルマーメイド(プレビュー)」。
また、1枚あたりの平均チケット価格が2006年の75.69ドルから76.32ドルに上昇したこと、
カレンダーの都合で前年は52週だったカウントが2007年は53週間あったこと、
「Cyrano de Bergerac」をはじめとしたストレートプレイの人気復興などが、
過去最高の興収をあげた理由に挙げられています。